王に純潔の証を捧げ プラチナ文庫

宮緒葵(著者), 雪路凹子

• 販売会社／発売会社: フランス書院
• 発売年月日: 2015/09/01
• JAN: 9784829625996

商品レビュー

2019/10/14

いやぁよかった。もっとドロドロとしてもいいかなーとか、兄弟はどうなったんだよーとか思いはしたけど、とりあえずいっちゃってる感じはすごい爽快でした！

2015/09/28

久々の忠犬攻！
聖将セリオス×王の落胤で踊り子のリュラという、犬とご主人様が登場。エロスがむんむん立ちこめるファンタジー設定でしたw
初っ端の二人のご対面場面からして、とてもインパクトあります。なんせリュラを一目見た途端、セリオスが獣の如き咆哮を発しちゃいますからね。というかもはや奇声w…宮緒ファンならばこのシーンだけで、二人のこれからの関係を殆ど把握できてしまいそう。

セリオスがどんだけリュラを忠誠心を以って盲愛するかは、「待て」と「良し」の間で忍耐の極致を試される大型犬そのもので、思わず生温かく見守ってあげようという気持ちに。出来は良いけどタガがはずれると大変な事になっちゃうのが犬らしかったですww
リュラの女王様受も常軌を逸していて、すごかったです。ドSで、びっちで、誘い受けの極みでした。
そのくせ、弟妹思いで機転が利いて勘も良くて、単なる高慢ちきなイジワルびっちじゃないところがとても魅力的。
男も女もホネヌキにしちゃうほどの強烈なフェロモンを放っているって、すごいキャラです。
そんなリュラに最後まで一度もなびかなかったミルザムって一体…！！登場人物の中で一番ふつうだった人ですねww

『巨根にあらずんば攻にあらず』というポリシーを持つｾﾝｾですから、もちろんセリオスも例に漏れず、そのためHシーンは大変な事になっていました。ごちそうさまでした。貞操帯させられ踏まれて…とあれこれされてしまう不憫な攻って案外かわいくてそそられますw

ストーリーは王国をめぐっての姦計とか、天女の血を受け継ぐものだけが発する芳香とか、ファンタジーらしく興味引かれる展開だったはずなんだけど、セリオスのDT攻にすべてを持っていかれた感じで、とにかくエロしか頭に残っていない読後感です…ある意味すごいですね。