商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
発売年月日 | 2015/09/01 |
JAN | 9784022512994 |
- 書籍
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マイストーリー 私の物語
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マイストーリー 私の物語
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商品レビュー
3.3
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自費出版会社で編集者をしている太田。自費出版で本を作る人は大体高齢者。自分史を作ることは終活にもなる。太田は顧客の立場で寄り添いながらより良い本を作るべく伴走している。 そんな中、亡くなった夫のことを本にしたいという元女優の高橋由貴が自費出版を契約する。この女性の本をめぐって太田...
自費出版会社で編集者をしている太田。自費出版で本を作る人は大体高齢者。自分史を作ることは終活にもなる。太田は顧客の立場で寄り添いながらより良い本を作るべく伴走している。 そんな中、亡くなった夫のことを本にしたいという元女優の高橋由貴が自費出版を契約する。この女性の本をめぐって太田の出版社が動き出し、テレビドラマ化もすることになって...という話。 由貴の過去や本を出版したいという本当の理由が明らかになり、彼女の家に押しかけて「あなたは愚か者だ」と詰る太田。後輩の浦田から「家で二人きりになるな」と忠告されていたのに...このあたりから展開が早くなりあとは一気に読みました。 ちょうど『痴人の愛』を読んだあとだったので、ナオミと由貴が重なりました。そういえば『痴人の愛』には女性の登場人物はほとんどいなかったな。本作の由貴は女性たちから嫌われていました。 浦田の言葉「私たち女って、高橋さんみたいな人とずっと戦ってきたんですよね」 由貴のような女の人に、仕事や男の人を取られてしまう女性たち。本能で「この女は危ない」とわかる。でもいくらそれを男の人に忠告しても無駄。結果太田は身を滅ぼしてしまいます。 女って強い生き物ですね。あくまで自分の目的のために太田を切り捨てる由貴。「女が気持ち冷めるの、1分もかからないわ。」由貴が太田を利用したというのもあるけど惹かれていたというのは、実際あるのでしょう。 そしてラストで太田を訪ねてきた浦田。彼女は自分の物語を太田に語ることで、由貴になろうとしているのか。 大物女流作家の母が自費出版するまでのエピソードも印象的でした。
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朝日新聞を購読しているので、紙上で読んでいたのは覚えてるのだが、途中で話を見失ってしまい、そのまま忘れてしまっていたのだが、図書館の本棚で見つけて精読、面白く読めたが‥ なにか、真理子先生が小説で追及するのは食べ物の描写とそれを咀嚼する描写と性行為の描写とかねがね思っていたのだ...
朝日新聞を購読しているので、紙上で読んでいたのは覚えてるのだが、途中で話を見失ってしまい、そのまま忘れてしまっていたのだが、図書館の本棚で見つけて精読、面白く読めたが‥ なにか、真理子先生が小説で追及するのは食べ物の描写とそれを咀嚼する描写と性行為の描写とかねがね思っていたのだが、この本は性描写の追及が色濃いなと感じたしだい。成功しているかどうかは読者次第、性交しているかどうかはお話読んでちょ。
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順風満帆な人生を送っていても、こういう人生になるんだなぁ。人生って何が起こるかわからない。でも、最期に幸せだったなぁって思いたい。
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