ピアノ・ソロ 桑田佳祐

芸術・芸能・エンタメ・アート(その他)

• 販売会社／発売会社: シンコー・ミュージック
• 発売年月日: 2003/01/13
• JAN: 9784401015245

商品レビュー

2009/05/05

音楽ものが続きますが、どうやら、私の中では、だんだん膨れ上がってきて、どうしょうもなくなって来ています。この興奮を一人占めしないで、誰彼なしにお知らせしたいから書きます。

このカタルシスの100％は、5/4(月)の『桑田佳祐の音楽寅さん』（毎週月曜、フジテレビ、PM11：00～11：30）の衝撃的オンエアを、実際に見た方でないと、共有していただくことは難しいかもしれませんが、懸命に伝えます。

それは、8年ぶりに再開された、桑田佳祐の音楽的遊び番組で起こった出来事です。どれだけパワーアップするか期待していましたが、案の定・期待通りに4月20日の再スタート日の内容も、彼の葬儀風景というギャグ満載のもので、これから半年楽しみだわ、と思っていました。

そして5月4日の問題作は・・・たぶんすでにユーチューブなどで話題騒然ではないかと思いますが・・・それは毎週金曜夜12時15分～45分のテレビ朝日のバラエティ番組である『タモリ倶楽部』の中の「空耳アワー」というコーナーの、洋楽の歌詞が日本語でそれらしく聞こえる様子を、その疑似歌詞と意味する場面をコントっぽく見せるというもののパロディなのでした。まさに空真似アワーです。

内容はというと、ビートルズのアルバム『アビーロード』を『アベーロード』に変名して、美しいビートルズ・ナンバーにのせて奇々怪々に、阿部・森元首相を、公明党を、日本共産党志位委員長を、世襲議員を、民主党などを皮肉り茶化し、地球の環境汚染を、金融危機を危惧し憂いたりと、非常に内容豊かに、しかも、繰り返しになりますが、美しいビートルズのメロディに乗せて、それらしく聞こえるように歌います。

たとえば一例を挙げると、
冒頭の名曲「Come Together」を、
「公明党BROTHER」と変題して・・・

　Here come old flattop he come
　いいか　　もう　　ウザったい　　政権
　grooviing up slowly he got
　無防備な　　　　総理　　　失格

などと揶揄した歌詞を、大真面目に歌う、そのバックには歌詞内容を大胆に表現した場面が映されのですから堪りません。メロディに乗っていい気分にさせられると同時に気分爽快にもなります。

本当に、よくやったと絶賛したいと思います。オンエアしたディレクターも局も、あんたは偉い。痛快というか、抱腹絶倒しながら、私も一緒にギターかき鳴らして歌っちゃいました。