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稲と日本人 福音館の科学シリーズ
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稲と日本人 福音館の科学シリーズ

甲斐信枝(著者), 佐藤洋一郎

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稲と日本人 福音館の科学シリーズ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 福音館書店
発売年月日 2015/08/01
JAN 9784834081886

稲と日本人

¥2,200

商品レビュー

4.7

7件のお客様レビュー

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2023/09/11

ふと図書館の展示コーナーが目につきました。監修・佐藤洋一郎とある。いっとき縄文・弥生時代のコメのDNA鑑定でよく登場していたので、この絵本は「弥生時代の絵本だ!」と思って借り受けたわけです。そしたら、佐藤さんの専門は農学者ということで、この2千数百年間の稲作の歴史をビジュアル豊か...

ふと図書館の展示コーナーが目につきました。監修・佐藤洋一郎とある。いっとき縄文・弥生時代のコメのDNA鑑定でよく登場していたので、この絵本は「弥生時代の絵本だ!」と思って借り受けたわけです。そしたら、佐藤さんの専門は農学者ということで、この2千数百年間の稲作の歴史をビジュアル豊かにまとめた本でした。話の8割は古代以降でした、けど、とっても興味深かったです。 博物館にある、時代を説明するための「図」ではなく、甲斐信枝さんの感性で描かれた古代焼畑農業の図や、日本最古の田んぼ・菜畑遺跡の田植え風景は、パステル画の曖昧な部分もあるものの、とっても想像を刺激するものでした。特に佐藤洋一郎さんがどうしても描いてほしいとリクエストした、日本には存在しないが未だ現存している「野生稲」の堂々とした姿は、感慨深いものがありました。1〜3億年前から生き抜いたあとに、一万年前、中国長江辺りで食べられ始め、改良を重ねて日本にやってきた、その始まりの稲なんです。 稲は日本にやってきても、自然との戦いの中で改良は続きます。また、1300年前に作られた香川県満濃池を弘法大師が大改修し、更に打ち壊されたり改修を重ねたあとの、壮大な現在の池の姿が目の前にあります。100年前の阿部亀治さんの寒さに強い稲「亀ノ尾」の話もあります。現在の品種は、いろんな名もなき人々の闘いの結晶なんだということがよくわかりました。 フィリピンに国際稲研究所があり、やがて世界か食料飢饉に襲われた時、「不味いけれども、たくさん収穫できるお米の種子」が眠っているそう。 甲斐さんの10年の取材をもとに作られた絵本でした。小学高学年から読めるけど、ご飯を食べるたくさんの大人にも読んでほしい絵本でした。

Posted by ブクログ

2022/09/26

おコメと日本人は共に必死に生きてきたという事実を知り、思いを馳せることができる。多くの人に読んでほしい力作。

Posted by ブクログ

2021/03/10

水田のなかった太古の日本人の暮らしから、現代の米作りの様子まで、甲斐さんのすてきな絵とともに、とても詳しく書かれています。 小学校中学年から高学年の子にぜひ読んでほしい。 大人にとっても勉強になる本です。

Posted by ブクログ

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