商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 山と渓谷社 |
発売年月日 | 2015/08/01 |
JAN | 9784635640022 |
- 書籍
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「身体」を忘れた日本人
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「身体」を忘れた日本人
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C・W・ニコルさんと養老孟子さんの対談の本だった。自然、森、第一次産業の重要性。自然の中で体を動かすことで、自分の体の動かし方を知ること。自然の中で須吾事によって、本当の生きる知恵をつけること。体を動かして、実際に経験すること。実体験の方が大切。 建築を立てるのも、木そのものの特...
C・W・ニコルさんと養老孟子さんの対談の本だった。自然、森、第一次産業の重要性。自然の中で体を動かすことで、自分の体の動かし方を知ること。自然の中で須吾事によって、本当の生きる知恵をつけること。体を動かして、実際に経験すること。実体験の方が大切。 建築を立てるのも、木そのものの特質に沿って切断したり、その木の特質に沿って、家を建てる。 それにしても、C・W・ニコルさんは、とても興味深い人だ。ケルト系神道のクリスチャン?アラスカや北極やエチオピアでのフィールドワーク、面白い経験をしている人だ。 養老さんによると、若い人は、田舎の田舎に行くと、年長者や年上がいないから、自分たちの好きなことができる。 ・感覚は違いを識別するもの。 ・ウェールズ語。 ・日本語は感覚的。感情に近い。 ・人間は状況の産物。 ・いざという時に命をかける。養老さん曰く、戦後の日本の教育で一番抜けてしまったこと。 ・同じ自分にこだわらない。
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【情報偏重社会と自然】 先日『風を見た少年』を読み、もう少し読んでみたくなりました。今回は養老先生との対談。 黒姫でアファンの森を運営していたニコルさん。 今の日本の状況を否定するのではなく、可能性を信じているからこその愛のある言葉と行動の数々。 2015年に出版された本...
【情報偏重社会と自然】 先日『風を見た少年』を読み、もう少し読んでみたくなりました。今回は養老先生との対談。 黒姫でアファンの森を運営していたニコルさん。 今の日本の状況を否定するのではなく、可能性を信じているからこその愛のある言葉と行動の数々。 2015年に出版された本。当時はSDGsの前のMDGs時代。 今では主流メディアでも話される持続可能な発展、この対話は本質をついているように思った。#海の豊かさ #SDG14 #陸の豊かさ #SDG15 も、全てつながっていることが強調されていると思いました。 例えば、 システムに組み込むこと。 竹を伐採するという行為について、その切った木をどうするかという考え を明確にせずに行っても持続的ではない、と。 流域で考える。ー「海は7つもありません。1つです。」エチオピアに27歳で行って国立公園の設立に取り組んだニコルさん。ナイル川の水資源の取り合いに触れる。 子どもと教育についても。 公園にはコンセントがないから遊べない、という子ども。 「子どもから自然を取り上げると世界が半分になる」と。 感覚と意識。秩序と変化。 感覚は違いを識別するもの。意識は同じにする能力。 視覚・聴覚を共に理解するため、目と耳が折り合う、ために、意識が作り出した時間と空間という概念。 意識は変化しないものしか扱わない。今の時代の人は、変化していくものを扱うことが下手、という。身体感覚がおろそかにされている生き方なのだろうと思う。 人間は状況の産物。 成功体験が邪魔になる。 同じ自分にこだわらない。 対談を読んでいると抽象的なこともとても自然に入ってきて、とても興味深く勉強になりました。
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自然の中で、子どもたちが、五感を使って遊ぶことの大切さを説いていた。ゲームばかりで遊ぶのでは脳の発達によくない。大人も子どもも、身体の感覚を呼び覚ます自然ともっと触れ合おうと呼びかけていた。私も、公園の散歩やガーデニングなどに励んで、自然と触れ合う機会を増やそうと思った。
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