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ディベート・フォー・アトミックプラント 原子力をめぐる3人の討論
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ディベート・フォー・アトミックプラント 原子力をめぐる3人の討論

河村昌憲(著者)

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ディベート・フォー・アトミックプラント 原子力をめぐる3人の討論

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 現代図書
発売年月日 2015/08/01
JAN 9784434208768

ディベート・フォー・アトミックプラント

¥1,320

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2015/12/26

3人のディベート(皆、大学生。哲学、物理学、社会学をそれぞれ専攻とか)の体裁で論述しているが、基本的には「市民」の視線で、『スモール・イズ・ビューティフル』の立場から、「自然破壊的な」科学技術の跋扈をくいとめる社会システムを如何に構築すべきかという論点に重きをおいている。 しか...

3人のディベート(皆、大学生。哲学、物理学、社会学をそれぞれ専攻とか)の体裁で論述しているが、基本的には「市民」の視線で、『スモール・イズ・ビューティフル』の立場から、「自然破壊的な」科学技術の跋扈をくいとめる社会システムを如何に構築すべきかという論点に重きをおいている。 しかし、福島の問題を環境保護、科学哲学の大鉈を持ちだしてステレオタイプにとらえるべきではないだろう。この問題は、時の民主党政権が科学的に無知であり適切な判断ができず、放射線について「過剰に」怯えるアクションを採ったがゆえに、巻き添えで不幸になった人が大部分である。環境への影響という点では、実質的にはごく限られたエリアのみで問題になるに過ぎず、クロムや水銀で汚染されて当面使用できない用地が今でも全国に沢山あることと大きな違いはない。 そもそも、宇宙は放射線で満ち満ちているし、核エネルギーこそが太陽を含めた宇宙の唯一のエネルギーであるという事実に目を向けようともしないのは、哲学とはいえないだろう。たまたま、地球という惑星の地表でぬくぬくと暮らしていることで宇宙の放射線から守られているに過ぎない、そんな自分たちだけの箱庭を専守することだけに無上の価値を置くことが、人類が選ぶべき道とは思えない。

Posted by ブクログ

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