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釜石の夢 被災地でワールドカップを 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2015/08/01 |
JAN | 9784062931663 |
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釜石の夢 被災地でワールドカップを
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商品レビュー
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6件のお客様レビュー
(2015/9/11) 気仙沼出身でラグビー中心のスポーツライター大友信彦氏の新刊。 東日本大震災で甚大な被害を受けた釜石市が、 2019ラグビーワールドカップ日本大会の試合会場に選ばれるまでを描いている。 新日鉄釜石がクラブチームになった釜石シーウェイブスが登場。 昨年窪田と...
(2015/9/11) 気仙沼出身でラグビー中心のスポーツライター大友信彦氏の新刊。 東日本大震災で甚大な被害を受けた釜石市が、 2019ラグビーワールドカップ日本大会の試合会場に選ばれるまでを描いている。 新日鉄釜石がクラブチームになった釜石シーウェイブスが登場。 昨年窪田との入れ替え戦を熊谷まで観に行ったっけ。 寒風吹きすさぶ中だったが、富来旗による応援が温かった記憶がある。 復興ままならぬ中でラグビー場を造ることに躊躇しつつ、 しかしその復興のためにこそ、未来のためにと立候補を決め、 当選した後は街をあげて動きだす釜石市。 震災の傷跡は大きいが、(いまだ実態を見ていないことには忸怩たるものがあるが) ワールドカップをきっかけに街が元気になるのならよいではないか。 友人や親戚を震災で亡くした大友氏の、いつものブログの明るい文体とは違う、 重いものを感じつつ、読んだ次第。
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宮城県気仙沼出身のスポーツライター「大友信彦」が、東日本大震災の被災地の現実、復興の困難とラグビーワールドカップ実現への道を現場の視点から描くノンフィクション作品『釜石の夢 被災地でワールドカップを』を読みました。 「村上晃一」作品に続きラグビー関係の作品です。 -----s...
宮城県気仙沼出身のスポーツライター「大友信彦」が、東日本大震災の被災地の現実、復興の困難とラグビーワールドカップ実現への道を現場の視点から描くノンフィクション作品『釜石の夢 被災地でワールドカップを』を読みました。 「村上晃一」作品に続きラグビー関係の作品です。 -----story------------- 2015年春、2019年日本ラグビーワールドカップの開催地が発表。 釜石はその決定地の筆頭として全世界に発信された。 スタジアムの建設地は、中学生・小学生が全員助かり「釜石の奇跡」とも言われた釜石の沿岸・鵜住居である。 同時に鵜住居は多くの尊い人命も失われた。被災地の気仙沼出身で、著名ラグビーライターの「大友氏」はその誘致の大きな力となったスクラム釜石のメンバー。 震災の現実、復興の困難とラグビーワールドカップ実現への道を現場から描く。 釜石開催は復興のシンボル。 未曾有の困難を乗り越えた人々の姿を全世界に伝えよう。 ―日本ラグビー協会理事、元・日本代表監督 「平尾誠二」 ”バックアップ”と”フォロー”。 震災復興のフィルターを通じ、ラグビーの本質「献身」を教えてくれる一冊だ。 ―作家 「堂場瞬一」 ----------------------- 先月、パシフィック・ネーションズカップ2019 第1戦「日本」vs.「フィジー」が開催された、岩手県の釜石鵜住居復興スタジアム… ここがラグビーワールドカップ(RWC)2015の会場に決まるまでの物語や、このスタジアムが建設された思い等が伝わってくる作品でした、、、 現場で当事者のひとりとして活動した著者の作品だけに、説得力がある内容に仕上がっていましたね。 ■序 章 釜石の夢 ■第一章 スクラム釜石 ■第二章 戦いの季節 ■第三章 瓦礫からの夢 ■第四章 鵜住居 ■第五章 富来旗 ■第六章 二〇一九年、その先へ ■終 章 東北 ■謝辞──あとがき 『第五章 富来旗』で、ラグビーワールドカップ(RWC)の組織委員会等が会場誘致先の各都市・スタジアムを視察する場面があるのですが、ワールドラグビーの「アラン・ギルピン統括責任者」が釜石鵜住居復興スタジアム建設予定地を視察した際に、北風をはらんだ富来旗が大きく揺れ、はためくのを見ながら、 「ファンスタスティック」 「素晴らしい光景だった。 人々が、この地でワールドカップを開きたいという熱い気持ちに心を打たれた」 とコメントする際は、読みながら胸が熱くなりましたね。 身の丈に合ったスタジアムを… 人口36,000人の、震災で深く傷ついた小都市に相応しいスタジアムとは? 釜石に住む人たちや釜石を応援する人たちが、立場の違いを越えて、スタジアムの姿を、スポーツイベントの意味を、さらに地域のアイデンティティとは何かを考え、理想の姿を見つけるために議論を重ね… 次世代に負債を残してはいけないけれど、未来への希望のために と行動していく姿には心を打たれました。 そして、一人のラグビーファンとして、何かできることはあるのかな… 考えるだけじゃなくて、行動しなきゃダメだよな… 複雑な感情に包まれましたね。
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2019年のラグビーワールドカップの盛り上がりは記憶に新しいところです。多くの試合会場が賑わいましたが,中でも釜石市鵜住居スタジアムでの開催は、大都市が多くを占めた会場の中でも独特の存在感がありました。 人口4万人足らずの地方都市で、開催地立候補の段階ではまだスタジアムの建設も始...
2019年のラグビーワールドカップの盛り上がりは記憶に新しいところです。多くの試合会場が賑わいましたが,中でも釜石市鵜住居スタジアムでの開催は、大都市が多くを占めた会場の中でも独特の存在感がありました。 人口4万人足らずの地方都市で、開催地立候補の段階ではまだスタジアムの建設も始まっていないという状況から、開催が決まるまでの経過と、それに奔走した多くのスタッフの方々の記録です。 開催地立候補の動きは東日本大震災直後の2011年から開始されていました。釜石と同じく阪神大震災で被害を受けた神戸市に本拠地を置く日本選手権7連覇の実績を持つ神戸製鋼ラグビーチームと、釜石に本拠地を置き、かつて日本選手権7連覇を達成した新日鉄釜石の流れをくむ釜石シーウェイブスとの交流戦など、さまざまな試みが実行されました。 本書は2015年に出版されており、2019年の開催に期待を込める形で締めくくられています。その中で惜しまれるのはワールドカップ誘致にも尽力され、神戸と釜石との懸け橋にもなられた平尾誠二氏が、2019年大会を待たずにご逝去されたことです。本書でも平尾氏の釜石でのワールドカップ開催に対する大きな貢献が描かれています。
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