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花咲家の旅 徳間文庫
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花咲家の旅 徳間文庫

村山早紀(著者)

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花咲家の旅 徳間文庫

704

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 徳間書店
発売年月日 2015/08/01
JAN 9784198940003

花咲家の旅

¥704

商品レビュー

4.1

21件のお客様レビュー

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2024/10/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

花咲茉莉亜 美しい長女。千草苑の看板娘で、併設されているカフェ千草の経営者。風早の街の聖母と呼ばれている。怪奇小説とホラー映画が好き。 花咲りら子 運動神経抜群で、物事を理論的に考える。、冷静な次女。姉弟の中でいちばんの寂しがり屋だが、ひとに甘えるのが下手。 花咲桂 母の面影を残す末っ子。彼の笑顔に誰もが心を開いてしまう。植物を操る能力が徐々に身についてきているところ。 花咲草太郎 風早植物園の広報部長。かつて妻を亡くしており、完全に立ち直ったわけではない。そのため、他者の悲しみには敏感。三人の子の父親。 花咲木太郎 草太郎の父。若い頃は有名なプラントハンターだった。現在は千草苑で造園と庭の手入れを担当。 小雪 白猫。子猫時代、捨てられていたところを桂に助けられる。桂のことが大好きでいつも一緒。 磯谷唄子 著名な随筆家。花咲家のひとびとの秘密についてよく知っている理解者。木太郎の幼なじみ。 有城竹友 風早の街在住の少年漫画家。週二回、茉莉亜とラジオに出演している。 花咲優音 草太郎の妻。桂を産み、すぐに亡くなってしまう。好きな花はクリスマスローズ。 琴絵 木太郎の亡き妻。 花咲楠夫 木太郎のはとこ。 ゆすら 近所の古いレストラン等々力で働いている少女。 轟雅夫 レストラン等々力のオーナー。若い頃、都会で有名な劇団に所属していた。演出家、脚本家。

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2023/10/17

「浜辺にて」 旅先は想い出が残る場所。 奮発し特注の品を作るまではいいが、それが壊れてしまった時に修理してもらうことを思うと少し考えてしまいそうだ。 「茸の家」 落ちてしまったところは。 どんどん知らない景色になっていく状況で冷静になどなれないが、止まって人目についた時に走るべ...

「浜辺にて」 旅先は想い出が残る場所。 奮発し特注の品を作るまではいいが、それが壊れてしまった時に修理してもらうことを思うと少し考えてしまいそうだ。 「茸の家」 落ちてしまったところは。 どんどん知らない景色になっていく状況で冷静になどなれないが、止まって人目についた時に走るべきじゃなかったな。 「潮騒浪漫」 語り始めた物語は異国の。 もしも全てが真実であったとすると、植物の助けがなければ無謀なことをして真相を確かめた後に死亡していただろう。 「鎮守の森」 何を対価にしたとしても。 誰にも知られることなく消えていってしまったが、護りたかった存在がどうなったのか知りたいと思わないのだろうか。 「空を行く羽根」 沈んでいった友人たちに。 大丈夫だと背中を押して欲しかったのだろうが、それは誰でもいいわけではなく「みんな」にお願いしたかったろうな。 「Good Luck」 どうしても阻止したい事。 わざわざ自宅を出てまでしていたのは人目の問題もあるだろうが、そうしてしまう理由が家にあったのかもしれないな。

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2018/05/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

花咲家シリーズ第三弾。 今回のテーマは「旅」 なるべく遠くへ行くのもいいし、近くでもいいけれど、旅の意義は、日常を離れることだろう。 花咲家は仲のいい家族だけれど、それだけに、それぞれがお互いのためを思い、与えられた自分の役割をきちんと果たそうと無意識に努めている部分もあるだろう。 旅に出て一人になることは、家族には打ち明けられない自分の本当の気持ちと向き合う機会かもしれない。 合わせて、他の旅人のさまざまな思いも知る。 第一話 浜辺にて 店の改修工事のため、思わぬ休日ができた木太郎は、遠い昔の新婚旅行先を訪ねて、亡き妻を偲ぶ。 年老いた人の若き日に向けられた優しいまなざしがいい。 第二話 茸の家 白猫のお譲ちゃん・小雪の冒険譚と、一人ぼっちのお婆さんに寄り添う、故郷を遠く離れたものが抱く想い。 第三話 潮騒浪漫 今の自分の在り方と将来に悩むりら子。 子供たちに聞かせる、父・草太郎の冒険譚。 どうも、草太郎はファンタジーと一番近い所にいる人である。 第四話 鎮守の森 陸路半日かけて、遠い親戚が住むという街に旅したりら子。 旅から帰れなかった男の、家族を守る大きな愛。 第五話 空を行く羽根 茉莉亜は謎だ。自分のために旅することはないのか、やはり、茉莉亜の一番の旅は、母に反発して家を出ていた時代なのだろうか。 すでに、見守る人、母視点になっている気がする。 若い才能の羽ばたきを見守る。 第六話 Good Luck 桂も、飛び立つ前の人である。 そして、旅人ではなくなった人と、空港で出会う。 人生は終わりを迎えるまでのすべてが旅。 かなわなかった夢も、悔いの残る出来事も、消してはいけない、価値のある道程の一部分なのだろう。

Posted by ブクログ

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