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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2015/07/31 |
JAN | 9784105053727 |
- 書籍
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日々の光
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日々の光
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商品レビュー
4.6
8件のお客様レビュー
20151024読了 村上春樹ファンなら知ってるジェイ・ルービンの長編。翻訳は柴田元幸他 これは史実に基づいたフィクションで、戦前からアメリカシアトルに住んでいた日本人と、急に環境が変わってしまう戦争、そして日本人の収容所生活から九州五木、東京、長崎と色々なことに巻き込まれバラバ...
20151024読了 村上春樹ファンなら知ってるジェイ・ルービンの長編。翻訳は柴田元幸他 これは史実に基づいたフィクションで、戦前からアメリカシアトルに住んでいた日本人と、急に環境が変わってしまう戦争、そして日本人の収容所生活から九州五木、東京、長崎と色々なことに巻き込まれバラバラになってしまった人たちを探し出す話。 収容所の話や原爆の日の長崎の話などわりと詳細に語られ、酷いことが多い中、主人公の心の中とそのつながりがあるからか、この作者の視点が生きているからか、思ったより暗く重くなく読み進められ、一大ドラマとしてすらすら読み進められました。映画とかにも向いてそうな話です。 そして、一大ドラマだけど私の苦手なドラマチックでは無いところが好きでした。映画にするならそこも淡々と撮って欲しいです。
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出ました本年度ベスト!原題は直訳すると「お天道様」か。日本人である奥様の力添えもあるとはいえこの物語をアメリカ人が書いたというのは驚き。終盤の舞台が広島でなく長崎というあたり、アメリカ人にも恥じる気持ちが少しはあるのかなぁ。第五部のあたりから加速するご都合主義的展開が惜しいけど、...
出ました本年度ベスト!原題は直訳すると「お天道様」か。日本人である奥様の力添えもあるとはいえこの物語をアメリカ人が書いたというのは驚き。終盤の舞台が広島でなく長崎というあたり、アメリカ人にも恥じる気持ちが少しはあるのかなぁ。第五部のあたりから加速するご都合主義的展開が惜しいけど、人間の愚かさと同時に愛おしさについて、いま読まれるべき普遍的なメッセージが随所にこめられていると思う。しかし本書で最も賞賛されるべきはトマス・モートンの徹底的なダメっぷりでしょう。トヨザキ社長が読んだら狂喜乱舞しそう。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
第二次世界大戦中、アメリカ西海岸で日本人や日系アメリカ人が強制収容されたという史実。 ある日突然自分達に向けられる憎悪や差別感情。 一瞬にして当たり前の日常が奪われる現実。 戦前のシアトルの空気、再配置(リロケーション)キャンプの生活、原爆投下直後の長崎市街、東京オリンピック前夜の東京の情景。 どのエピソードも、歴史の中の不幸な出来事なんかじゃなくて、今も世界各地で現在進行形の物語のサンプルだろう。 ただ、どんなところにも「愛」はあるのかもしれない。それが救い。「芥川龍之介や夏目漱石など日本文学の研究者、特に村上春樹の翻訳家」として世界に知られるジェイ・ルービンによる初めての小説。
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