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シェアリング・エコノミー Uber、Airbnbが変えた世界
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シェアリング・エコノミー Uber、Airbnbが変えた世界

宮崎康二(著者)

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シェアリング・エコノミー Uber、Airbnbが変えた世界

1,760

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本経済新聞出版社
発売年月日 2015/07/24
JAN 9784532320188

シェアリング・エコノミー

¥1,760

商品レビュー

3

24件のお客様レビュー

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2019/06/04

シェアリングエコノミーの規制についてなど。 自動車は走行距離に依存するのでシェアで自動車の需要は減らないという話は勉強になった。

Posted by ブクログ

2019/01/06

Uber、Airbnbに代表されるP2Pシェアリングサービスの概観・特徴・世の中に与える影響についてコンパクトにまとめられている。 著者は1993年生まれで昨年大学を卒業したばかりとのこと。 記述形態が学生が書いた論文っぽい感じだが、その分平易で理解しやすい。 ここでは、カーシ...

Uber、Airbnbに代表されるP2Pシェアリングサービスの概観・特徴・世の中に与える影響についてコンパクトにまとめられている。 著者は1993年生まれで昨年大学を卒業したばかりとのこと。 記述形態が学生が書いた論文っぽい感じだが、その分平易で理解しやすい。 ここでは、カーシェアリング、クラウドファンディングからBitcoinまで、シェアリング・エコノミーをかなり広い概念で捉えている。 シェアリング・エコノミーの最大の利点は、遊休していた資産や労働資源を有効活用して資源配分の最適化を実現することにあると考えるが、一方でホテル・旅館業界やタクシー業界など国からの規制を受けながらビジネスを行っている既存の事業者との間の利害衝突という点が解決すべき最も大きな障害となる。 ホテル・旅館やタクシーの事業者に対して政府が規制をかける最大の目的は消費者保護であろう。 情報の非対称性により消費者が不利益を被ることを未然に防止するために、政府が事業者の有資格性を予め保証するのだ。 一方で、シェアリング・エコノミーにおいてはインターネット上のプラットフォームがSNSなども活用して評判メカニズムを働かせることにより、情報の非対称性を排除する。 過去の取引における態様の評価を参照することにより、シェアリングサービスの参加者は、政府など公的機関によるお墨付きが無くとも取引相手の信用度を知ることが可能となる。 このように考えると、シェアリングサービス事業者に対して、既存事業者と同じレベルの規制をかけることが不合理であることがわかる。 既存事業者からは、ビジネス上の競争条件が不平等であると抗議がなされるだろうが、情報の非対称性防止という観点ではダブルスタンダードに合理性があるのだ。 なお、そこまで考えると、既存事業者もシェアリングサービスの評判メカニズムに乗っかってしまえば、政府による規制が不要になり、競争条件の公平性も担保できるのではないか、という気もしてくる。 実際、既存事業者側にもシェアリング・エコノミーに参入しようとする動きはあるようだが、現状すべての消費者がネット上の評判メカニズムを活用できるだけのリテラシーを備えているわけではないことを考えると、既存の公的規制をすぐに撤廃するのは難しいのだろう。 いわゆる「市場の失敗」のうち、情報の非対称性については以上のような感じだが、外部不経済については考慮の必要がある、というのが著者の見解である。 シェアリングサービスが、直接の取引関係者以外の第三者に、治安の悪化や騒音などの損害を与えたり、宿泊税などの税金を払わないことにより不当に競争上の優位性を得ることは防がなければならず、そのためには既存事業者に対するものとはまた異なる規制を設計して実行する必要がある。 このように、著者は、せっかくのシェアリング・エコノミーの登場による恩恵を損なうことのなきよう、経済性を考慮した合理的な規制のあり方を提唱しており、その点で好感が持てる。 とかくこの手の話は、既得権益に対する是非を問う政治的イシューになりがちだが、それを理性により乗り越えられるかどうかが世の中を上手に変えていくポイントになるのだろう。

Posted by ブクログ

2018/07/26

Uber、Airbnbなど世界規模での新サービスが広がってきている中、日本においても徐々にシェアリング・エコノミーの拡大が見られる。 少し古い書籍(2015年)ではあるが、そのときよりも随分規模も拡大してきており、世の中の資産の有効活用という動きは素晴らしいと思う。 自分自身もス...

Uber、Airbnbなど世界規模での新サービスが広がってきている中、日本においても徐々にシェアリング・エコノミーの拡大が見られる。 少し古い書籍(2015年)ではあるが、そのときよりも随分規模も拡大してきており、世の中の資産の有効活用という動きは素晴らしいと思う。 自分自身もスペースマーケットやあきっぱ、軒先パーキングなどを利用した経験があり、非常に有用だと考えています。 特に息子の高校サッカーの観戦に行くときに近隣の駐車場に空きが無いとまずいので、無駄に早く行くのは面倒だという課題を抱えていたので、事前に予約できる点や意外と近い場所に駐車場が確保できるとかメリットを享受させていただいております。 またコスト面においてもメリットがあり、会社のオフサイトミーティングの会場として活用したときも、普通の無機質な貸会議室とは違い、素敵な環境で新鮮な気持ちで議論できた経験もあり、世の中にこんな便利なサービスがもっと広がればいいのにと思っております。 外部不経済という問題ももちろんありますが、規制することを前提にするとそれを管理する人材が必要となります。提供者、利用者ともに評価する制度を確立されつつあるので、そういうものに任せるという手もあると思います。 また、一つのサービスの中での評価ではなく、あらゆるサービスを利用する上でスコアリングされるとなればよりよい環境が構築されるのではないでしょうか? 自分の行動履歴が記録されていくとなると、気持ち悪さは大いにありますし、それを管理する人は信用できるのか?という課題もあると思います。 なんとなく共産主義的な動きにもなりそうな… 日本においては人口減社会、少子高齢化がますます加速化していくので、人々が助け合いながら幸せな生活を営める環境づくりにつながれば良いと考えます。 プラットフォーマーが営利目的により過ぎるとまずいですが、そういったものも改善できる世の中になってきてるので前に進もうと声を挙げる人が増えることを希望します。(私自身もそんな活動に貢献できればうれしい)

Posted by ブクログ

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