商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2015/07/01 |
JAN | 9784062196352 |
- 書籍
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血の弔旗
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血の弔旗
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商品レビュー
3.3
6件のお客様レビュー
厚みのある本だが、福田和子事件を連想させ、最後までハラハラしながら読めました。犯罪だけにではなく、登場人物の生き方、考え方にまで焦点を当てていて、久々の名作だったと思います。最後まで残った人の考えは、人それぞれという事だと思いますが、根津兼一が主人公なので、自分は根津に肩入れして...
厚みのある本だが、福田和子事件を連想させ、最後までハラハラしながら読めました。犯罪だけにではなく、登場人物の生き方、考え方にまで焦点を当てていて、久々の名作だったと思います。最後まで残った人の考えは、人それぞれという事だと思いますが、根津兼一が主人公なので、自分は根津に肩入れしてしまう。
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本屋に平積みされた文庫本を見て食指が動き、図書館で借りる。 「図書館で借りる」習慣が根付いてだいぶ経つが、久々に「作家は買われてなんぼなんだよな、、なんかすみません」という気になったのは、登場人物に作家がいるせいか。 戦後歌謡曲をバックにしたノワール。 ただし、随所に挟まれる歌...
本屋に平積みされた文庫本を見て食指が動き、図書館で借りる。 「図書館で借りる」習慣が根付いてだいぶ経つが、久々に「作家は買われてなんぼなんだよな、、なんかすみません」という気になったのは、登場人物に作家がいるせいか。 戦後歌謡曲をバックにしたノワール。 ただし、随所に挟まれる歌謡曲はこちら(私は昭和50年代生まれ)に殆ど縁のないものなので、時代に思いを馳せることができず少し残念。 雰囲気としては東野圭吾の白夜行に近くもあるが、白夜行ほど「時代の趨勢が真の主人公」という感じはない。 あくまで、主人公は根津謙治であり、年を追うごとに本人も自覚する通り、悪漢だった若かりし頃のギラギラ感が抜けていくもののあはれに胸が打たれる。 昔だったら、読後に思い出すこともない本だったかもしれないが、おっさんになった今となっては、きっと先々どこかで思い出すんだろうなと、苦い傷をつけられた感もある。
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まさに昭和を駆け抜ける犯罪小説です。 倒叙物ながら、先が読めず、ストーリー展開にハラハラします。 何度も何度も危ない橋を渡りながら、なんとか乗り越えていきますが、やはり最後は・・・。 結末はなんともやるせない感じです。 犯罪を犯したのだから当然なのですが、読了後の寂寥感が何とも言...
まさに昭和を駆け抜ける犯罪小説です。 倒叙物ながら、先が読めず、ストーリー展開にハラハラします。 何度も何度も危ない橋を渡りながら、なんとか乗り越えていきますが、やはり最後は・・・。 結末はなんともやるせない感じです。 犯罪を犯したのだから当然なのですが、読了後の寂寥感が何とも言えません。 厚い本ですが、一気に読めました。
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