商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2015/07/01 |
JAN | 9784152095541 |
- 書籍
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チェインドッグ
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チェインドッグ
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商品レビュー
3.7
66件のお客様レビュー
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実は1年前、【死刑にいたる病】の映画を観ていた。 穏やかに話す阿部サダヲが印象的で、話の内容も面白いなあと思った記憶がある。 そして今。 やっと原作である本作品を手に取り読んでみた。 ある意味《主人公》である榛村の容姿が映画と原作で異なっている(決して悪い意味では無い)以外は映画は原作に忠実で、映画の内容をより細やかに書いてあり分かりやすい。 櫛木理宇の作品を読むのはこれが初めてだったが、癖のない文に想像力を掻き立てる描写、魅力的なキャラクターに読む手が止まらずほぼノンストップで読み終えた。 その後出た感想は、ため息だった一つである。 それは読み終えた達成感か、或いは脱力感か、失踪感か。いや、やはり榛村に対する魅力に対する物だろう。 この本を読み終えた時点で 彼の行動を雅也と共に追った時点で 私たちは彼に魅了されていたのだ。 それはもう、どうしようもなく。 「きみの手を握れたらいいのにな」 そう彼に微笑まれたら、私はその手を握れないことを残念に思うだろう。そうして鎖に繋がれた彼の《犬》になるのだ。 これからこれを読むきみへ 気をつけた方がいい。 ページを開いたその瞬間から、 彼の手はきみの方へと伸びていくのだから。
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これは「死刑にいたる病」です。 読み始めて何か読んだことがあるなぁと思って調べたら、文庫化される際にタイトルが「死刑にいたる病」になったらしく、内容は全く同じでした。 せっかく借りたので再読しましたが私のように間違って手にとってしまう人が出ないように記載しておきます。
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※このレビューにはネタバレを含みます
連続猟奇殺人で死刑になるであろう容疑者をめぐるミステリー。 この容疑者・榛村が根っからの人たらしで、本人もそれを自覚しているため、恐ろしい事件が次々と起こった過去が明らかになり、戦慄します。 榛村のような人の心に入り込むんで支配するのがうまい人、実際にいるよな…と思います。 そう思って、自分は雅也側の人間なんだろうな…と思い、ゾッとしました。 これからも、榛村のような人に出会わないことを祈ります。 雅也は榛村の手から逃れたように思われましたが、エピローグの記述からまだ悪夢は続きそうなことがありありと伝わり、ただただ震え上がるばかりです…。 映画化の情報を見聞きして興味を持った作品ですが、こんな猟奇的な展開、エログロが苦手なのでとても見られやしない…!と思いました。 どこまで原作に忠実に実写化したのかは、ほんの少し気になりますが…。
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