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商品レビュー

3.8

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2025/07/07

「水の流れ」ではなく「水のかたち」。宮本輝の文章は優しい。老人の語り口のような安心感がある。「人生は恐れることはない。人間にはそれを乗り越える力が備わっている」こんなメッセージがあちらこちらにちりばめられている。平凡な主婦が、ひょんなことから、骨董品とそれにかかわる様々な人との出...

「水の流れ」ではなく「水のかたち」。宮本輝の文章は優しい。老人の語り口のような安心感がある。「人生は恐れることはない。人間にはそれを乗り越える力が備わっている」こんなメッセージがあちらこちらにちりばめられている。平凡な主婦が、ひょんなことから、骨董品とそれにかかわる様々な人との出会いにより、齢50歳で、眠っていた才能を開花させていく、「まだまだ私も大丈夫」と勇気づけられそうな、楽しい話。心美しい主人公とそれを取り巻く人々の愛と癒しの物語。ほっこりしたいときに是非。

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2024/04/06

人と人とが何故の縁で出逢い、そしてその時を境にそれぞれの川が合流して新たな畝りを形成していくように時は流れる。 キャノンボールアダレイのジャスを聴きながら、早苗の純粋で清い心に心打たれ、上は終わり。

Posted by ブクログ

2024/01/17

下町に暮らす主婦が骨董品屋さんから茶碗をもらう、それが数千万円の価値があるものらしい。小説ならたちまち怪しげな詐欺師とか曰く付きの学者とか出てきて、殺人事件でも起こるかという劇的な状況であるのに、何も起きずに主婦の周りでいろいろな人たちがゆっくりと下町の生活を過ごしている。小説の...

下町に暮らす主婦が骨董品屋さんから茶碗をもらう、それが数千万円の価値があるものらしい。小説ならたちまち怪しげな詐欺師とか曰く付きの学者とか出てきて、殺人事件でも起こるかという劇的な状況であるのに、何も起きずに主婦の周りでいろいろな人たちがゆっくりと下町の生活を過ごしている。小説の時代は平成だが雰囲気は全く昭和の白黒映画、主人公は八千草薫か倍賞千恵子か、なんて事を考えたくなるような、昔はよくあっただろう雰囲気が描かれている。 さてこの先どうなるのやら。急ぎ後半に行きたいという気分でもないが、とりあえずタイトルの意味は知りたい。ここまでなら、水のかたち?というより、土のかけら、牛の形、すき焼きの味、でもいい。

Posted by ブクログ

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