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かわいい自分には旅をさせよ 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2015/07/01 |
JAN | 9784167904104 |
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かわいい自分には旅をさせよ
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かわいい自分には旅をさせよ
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商品レビュー
3.2
14件のお客様レビュー
ラスベガスやパリ、昭和59年など自分の経験してきた場所や時間がシンクロして思わず手に取った一冊。 美しいものを美しいままに表現することが芸術。 それを「言葉」でなそうとするものが文学。 そしてさらに、それを「物語」という形式で表わそうとするものこそ、小説であり、「破滅」と「再...
ラスベガスやパリ、昭和59年など自分の経験してきた場所や時間がシンクロして思わず手に取った一冊。 美しいものを美しいままに表現することが芸術。 それを「言葉」でなそうとするものが文学。 そしてさらに、それを「物語」という形式で表わそうとするものこそ、小説であり、「破滅」と「再生」が浅田次郎の小説のテーマと。 読み進めるほど私の好きが詰まっていて、ちょうど白川静先生の本にも触れている折だったので、なんだか嬉しくなった。 生きとし生ける者の苦悩を救済するものは、神でも王でもなく、ただ美しきものへの感動と憧憬である、と浅田次郎も信じているのだろうと感じられて、もっと浅田次郎の本を読もうと思った。 たとえ借金をしてでも、惚れた女に財布を開けさせるような、みっともないマネはしなかった。と、若者に説教をする浅田節も思わず笑える。 亭主以外の異性と食事に行く時、私は必ず支払いの意思を示す。惚れた腫れたの騒動があっても、なくても女が財布など出すなと叱られる時もあれば、ワリカンの時もある。確かに近年ワリカンの率が増えたのは、自身の女としての相対的価値の変化かと思っていたが時代なのだと思うことにした笑 然しながら、後輩を連れて飲みに出ると大盤振る舞いをしてしまう癖がある。 食べ方が気に入らないと作った料理をごみ箱に捨てる始末。家族は辟易しているだろうが、ちゃぶ台のそれと似た様なもので、男に生まれていた方が、いくらか得だったかもしれない。 ともあれ、小説とはまた違った浅田次郎のナマの言葉がたくさん詰まった一冊で面白い。
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途中まで読み、あきらめ。 浅田さんの本は好きですが エッセイはなかなかに合わず 作家というのは 思想を売る仕事だなあと かなり保守的な人かなという印象 でも こんな大人は周りにいないので 面白かったです。
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力の抜けた感じのエッセイで読みやすいが、色々な雑誌に寄稿された話を集めたものなので1話1話が短くて完結すぎる。いちど休憩を挟むとなかなか手がのびず読了までに時間がかかった。
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