商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
| 発売年月日 | 2015/07/01 |
| JAN | 9784041032886 |
- 書籍
- 文庫
終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?(#03)
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終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?(#03)
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商品レビュー
4.4
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【電子書籍・再読】守りたいもの、帰りたい場所、そして幸せにしたい女の子が出来た。それなのに…。悲劇的結末へ向けて止まらない物語。そして、世界一幸せな女の子は、大切なものを守った。間違いなく幸せだった。表紙の泣き笑いクトリの姿に涙。
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[心にふれた一文] 今のわたしは、誰が何と言おうと、世界で一番幸せな女の子だ。 [心にふれた理由] バットなはずなのに、当の本人は幸せだと言っているこのに対するどうしようもなさ、切なさ、命の儚さを感じ取らざるを得ません。 ▼配架・貸出状況 https://opac.nitta...
[心にふれた一文] 今のわたしは、誰が何と言おうと、世界で一番幸せな女の子だ。 [心にふれた理由] バットなはずなのに、当の本人は幸せだと言っているこのに対するどうしようもなさ、切なさ、命の儚さを感じ取らざるを得ません。 ▼配架・貸出状況 https://opac.nittai.ac.jp/carinopaclink.htm?OAL=SB00531003
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「どうしようもないハッピーエンド」 『終末なにしてますか?~』で描かれた、一人の少女の物語を言葉で表そうとすると、そんな言葉になるような気がします。 絶望的な戦力差、世界が生き延びるための犠牲とならざるを得なかった少女。そして奪われていく大切な記憶と、失われていく自分。 妖...
「どうしようもないハッピーエンド」 『終末なにしてますか?~』で描かれた、一人の少女の物語を言葉で表そうとすると、そんな言葉になるような気がします。 絶望的な戦力差、世界が生き延びるための犠牲とならざるを得なかった少女。そして奪われていく大切な記憶と、失われていく自分。 妖精兵の少女クトリと、その少女を見守るヴィレムを中心にした物語。お互いがそれぞれに失った怖さや、失ってしまうかもしれない、という怖さ。 そして失っていく怖さを知っているからこそ、二人の想いというのは、迂遠な逃げ道を排し描かれていったように思います。 そしてそうした逃げ道のなさというのは、終末の世界においてはあまりにも美しく、そして儚く過酷なものだったように感じました。 記憶をめぐる物語も本当にキツい……。早世した子どもの魂が生まれ変わり、妖精となったといわれる妖精兵たち。そして長く生きた妖精に待つのは、その前世の子どもの記憶の浸食。 とりとめのない前世の不気味なイメージに囚われ、大切な記憶を失いつつも、「忘れたくない記憶を持っている自分は幸せ者だ」と思うクトリ。この辺の心理の描き方が白眉というべきか。 以前荻原浩さんの『明日の記憶』という、若年性アルツハイマーを扱った小説を読んだことがあります。それをファンタジーに当て直し、徹底的に純な方向に持って行ったのが、このクトリの物語だったのかもしれない、と思います。 限られた時間、終わりゆく世界、失われていく自分、それでも最後まで、彼女を彼女たらしめた想い。 その想いが最後の最後まで貫かれたことこそが、彼女が運命と闘い、そして勝ち得た、ある意味「ハッピーエンド」な結末だったのかと思います。 クトリとヴィレムの話もそうだけど、妖精倉庫の登場人物は皆好きだったなあ。 例えばお気楽な口調や普段の雰囲気とはうらはらに、時に徹底して冷静に人の思いを読み、鋭く忠告するアイセア。 その彼女のアンバランスさであったり、視点の意味が分かると、彼女の言葉の意味が全然変わって聞こえます。 そして妖精たちの世話係のナイグラートの、母性の部分であったり、ヴィレムへの複雑な思いの部分であったり、そうしたサブキャラたちのドラマというものも、しっかりと描かれています。 アニメで描かれたのはここまで。この巻で少し匂わされた、終末世界の真実。そして一つの区切りを迎えた物語のその先は、自分はまったくの初見になります。 期待と怖さの入り混ざった複雑な感情。この感情も終末ものならではだなあ。
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