商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2015/06/17 |
JAN | 9784106106217 |
- 書籍
- 新書
常識外の一手
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
常識外の一手
¥770
在庫なし
商品レビュー
3.3
10件のお客様レビュー
本筋を外れてこそ一流
谷川浩司先生は日本将棋史上 2番目に稼いだ本当の名棋士です。 私の記憶が確かなら 約10億円だったはずです。 (余談ですが、1位は言うまでも無く 羽生善治先生で約30億円だったはずです。) 本書の内容を要約するとこうなります。 「将棋の本筋を理解できない人間は...
谷川浩司先生は日本将棋史上 2番目に稼いだ本当の名棋士です。 私の記憶が確かなら 約10億円だったはずです。 (余談ですが、1位は言うまでも無く 羽生善治先生で約30億円だったはずです。) 本書の内容を要約するとこうなります。 「将棋の本筋を理解できない人間は プロの将棋棋士にはなれない。 しかしその本筋という常識を離れ 常識外と思える一手をさせない棋士は 一流棋士にはなれない。 これは将棋以外の業界でも 基本的には同じであろう。」 この意見は谷川先生の他の著作でも 書いてあります。 私もその通りだと痛感します。 そして常識外の一手を 指そうと思って指すのではなく 探求・追及の成果として 常識外の一手を自然体で指せる人間こそ 超一流なのだと感じました。
及川理仁
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この本のここがお気に入り 「若い頃は一直線の手順は読めても、手広く読むことはできません。逆に年齢が上がると先まで読む力は落ちますが、経験によって大局観が鍛えられて、深く読めない代わりに広く手を読むことができます。若い頃は「狭く深く」、年齢を重ねるほど「浅く広く」考えるようになる」
Posted by
谷川九段による自伝。 日本将棋連盟前会長だけあって(米長九段の死去で会長就任→三浦九段の件で心身病んで辞職)、自身のこともさることながら、将棋連盟の話、コンピュータ将棋の話など色々面白かった。 面白かったのは、棋士には勝負師、研究家、芸術家と3種類あり、それをバランスよく極め...
谷川九段による自伝。 日本将棋連盟前会長だけあって(米長九段の死去で会長就任→三浦九段の件で心身病んで辞職)、自身のこともさることながら、将棋連盟の話、コンピュータ将棋の話など色々面白かった。 面白かったのは、棋士には勝負師、研究家、芸術家と3種類あり、それをバランスよく極めたいととか。 ちなみに他の棋士の分析は下記の通り。 ・大山康晴:勝負師(二枚腰) ・升田幸三:芸術家(新手一生) ・羽生善治:勝負師、研究家、芸術家 ・森内俊之:勝負師、研究家 ・佐藤康光:芸術家 ・渡辺明:勝負師、研究家 ・糸谷哲郎:勝負師(時間攻め) ・豊島将之:勝負師、研究家、芸術家
Posted by