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選択と捨象 会社の寿命10年 時代の企業進化論
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
発売年月日 | 2015/06/19 |
JAN | 9784023314191 |
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選択と捨象
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商品レビュー
4.1
10件のお客様レビュー
GとLの世界。グローバルに憧れる日本人は多いが日本ではローカルで地に足のついた仕事をする人がいないと飛躍できない。 国内企業の悪いのはGに目を向けすぎてLを疎かににしていることかもしれません。
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選択と捨象 「会社の寿命10年」時代の企業進化論 2015/6/19 永久に変化し続けないと淘汰されてしまう 2015年12月13日記述 元産業再生機構COO、経営共創基盤CEOの冨山和彦氏の著作。 2014年10月6日から2014年12月22日まで朝日新聞・朝日新聞デジタルにおいて計10回にわたり連載された「証言そのとき 再生請負人がゆく」をベースに大幅に加筆したものである。 本書で唯一残念であるのは誤字である。 P48のタイトル 中小企業の経営者から産業革新機構のCOOへ 明らかに産業再生機構の間違いであろう。 朝日新聞出版の編集、校正はどうなっているのか? 自分が読んだのは第1刷の分であるので、それ以降は修正頂きたいものである。 カネボウ、三井鉱山、ダイエー、JALなどの企業再生に関して振り返り企業経営において大事な事は何かを語る。 カネボウに関しては他の書籍でも数多く著者が書いてきているので再読感はある。 しかしそれ以外の三井鉱山、JALに関しては本書で裏舞台を見ているような思いだった。 印象的だった提言、指摘、文章を書いてみる。 永久に変化し続けないと淘汰されてしまう 多様性を持たないホモジニアス(同質的)な組織では、産業構造の大きな変化には対応できない 意識的に多様性を高める努力をしなくてはならない ⇒外から人材を連れてくる、共同体の発想に染まっていない若手を抜擢する あれもこれも(多角化)ではなく、「あれかこれか」(選択と集中) ローカル経済圏においては良質な雇用を増やし、経済全体を押し上げるには本当はつぶれるべきなのに生きながらえているゾンビ企業や、若者を酷使するブラック企業には退出してもらうことが大事なのである ソニーがまず行うべき改革は、何よりも大人の会社として新陳代謝力を持つこと自前主義の文化や自らの革新性や技術力への過度な期待を捨て去り外部資源を買収・活用できるよう、心も体もフルオープンな会社になること 大人の会社としては、ものすごいスピードでラディカルなイノベーションが次々と起っているような市場は、若くて小さな会社に譲ればいいのである。 経営陣選びは「戦う指揮官」を誰にするかということである。 定年退職者の「あがり」や、社員の論功労賞のポストではいけない。 Lの経済圏では、顎を引き、地域と顧客に密着して、精緻に緻密に執念深く経営すること 規模より密度を制することが大事 「あれかこれか」を選択する場合は、将来世代から見てどちらが好ましいかを基準に決めていくしかない
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・不要な事業を捨てることが企業の生き残りには重要 ・企業は箱でしかなく、重要な事業さえ生き残っていればそれでよい、企業組織の存続にはマクロ的には意味がない ・これからは、大企業のプレーヤーが多いG(Global)と、小売りや交通、福祉、医療といった地域密着型のサービスが基本となる...
・不要な事業を捨てることが企業の生き残りには重要 ・企業は箱でしかなく、重要な事業さえ生き残っていればそれでよい、企業組織の存続にはマクロ的には意味がない ・これからは、大企業のプレーヤーが多いG(Global)と、小売りや交通、福祉、医療といった地域密着型のサービスが基本となるL(Local)の2つの経済圏がある中で、今後はGDPの7割を占めるLの世界が日本経済のカギを握る ・Lの世界では地域と顧客への密着、そして精緻に緻密に執念深く経営することが必要 ・企業経営の本質とはつまり、「情理」となる共同体の基本原則をよく理解した上で外部環境の変化と折り合いを付け、「合理」(市場競争の経済原理)に基づく冷徹な判断を下すこと ・情理に偏り、あれもこれもと捨てずに問題を先送りにするのでなく、合理的判断に基づき選択と取捨を実行出来るかが、今後の日本企業生き残りにかけて重要になってくる
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