1,800円以上の注文で送料無料
これならわかるよ!経済思想史
  • 新品
  • 書籍
  • 書籍
  • 1209-01-12

これならわかるよ!経済思想史

坪井賢一(著者)

追加する に追加する

これならわかるよ!経済思想史

1,760

獲得ポイント16P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ダイヤモンド社
発売年月日 2015/06/01
JAN 9784478027660

これならわかるよ!経済思想史

¥1,760

商品レビュー

3.6

11件のお客様レビュー

レビューを投稿

2025/03/17

現在の日本でケインズ流の「公共投資」が行われているというウソが「はじめに」に書かれている。国内の推移だけでなく,国際比較を見ても,日本は公共投資をケチっていることは明らか。 著者は,著名な経済学者たちにいじめられたらしいが,同じ「いじめ」の知識を得てしまっているのだろうか? 「...

現在の日本でケインズ流の「公共投資」が行われているというウソが「はじめに」に書かれている。国内の推移だけでなく,国際比較を見ても,日本は公共投資をケチっていることは明らか。 著者は,著名な経済学者たちにいじめられたらしいが,同じ「いじめ」の知識を得てしまっているのだろうか? 「債務残高対GDP比が2倍以上であること」を問題にしている記述があるが (p.158),旧来の勉強で止まっているようだ。 保守の扱いも雑に感じた。保守はその国の歴史と関係があるので,「自由の国アメリカ」と「君主のいるイギリス」で保守の意味は違う。日本も然り。 「読んで無駄ではない」という程度か。 なお,国債発行を「将来世代のツケ」とか言う連中がいるが,1964年の東京オリンピックに向けた公共投資(水道,道路など)は「将来世代への贈り物」になっているではないか。「政治とカネ」の問題にならない使い方をすればいいだけだろ。インフラの耐用年数を考えれば,補修工事を含めた公共投資を疎かにできないはずだけど,ケチるから全国的に陥没事故が起きてしまう。 *****  享保の改革は8代将軍徳川吉宗 (1684-1751) の時代ですが,同じ時期に尾張藩主の徳川宗春 (1696-1764) は,倹約がかえって経済活動を停滞させてしまうとして,幕府とは反対に劇場の建設を奨励し,大規模な祭りを振興しました。本人も奇抜な着物姿で町に現われ,人びとを驚かせたそうです。カブキ者だったわけですね。  商人たちは名古屋に集まり,活気にあふれていたそうですが,幕府としては認められない。将軍吉宗は,1739年に宗春を蟄居謹慎させてしまいます。(pp.144-145)  また,米国の大暴落後,1930年1月に旧平価(第1次対戦前のレート,つまり円高水準)で金本位制に復帰した日本でも,あっというまに恐慌が波及します。政権交代後,大蔵大臣に就任した高橋是清 (1854-1936) は,1931年12月に金本位制から離脱し,金融緩和しました。日本銀行に国債を引き受け(購入)させて通貨の量を増やした。同時に政府支出を増やしたのです。  高橋是清の施策はルーズヴェルトが実施したニューディール政策の2年前でした。(p.145)  1964年の東京オリンピックは好例でしょう。巨額の公共投資を呼び,高度成長に一役買いました。インフラも整備されました。私は小学校低学年でしたが,それまでは東京の渋谷や新宿でさえ幹線道路以外は舗装されておらず,雨が降るとドロドロだったのを覚えています。下水道の整備率も低く,汲み取り式のトイレでした。池袋でも肥桶を載せた馬車が通行していました。  東京都内の住宅にも井戸があり,土間もあった。選択はタライと洗濯板。ほとんど江戸時代と同じような生活でした。それが一転,オリンピックの開催が決まると,高速道路や新幹線,上下水道などが急ピッチで整備され,一気にインフラが充実して20世紀の生活になったわけです。家電製品の普及も60年代でした。(p.156)

Posted by ブクログ

2024/12/01

歴史的な背景とどうしてそう考えることになったかが結びついて理解しやすかった。今度の選挙では各政党の政策を考慮した上で投票できるような気がする。

Posted by ブクログ

2023/03/17

経済思想の変遷と、各経済思想と政治思想の関連性を体系的に分かりやすい言葉で説明されています。私含む経済学が初学者の方にとっても、すんなり理解できると思います。 説明形式は、作者(坪井賢一さん)が母校の慶大生の後輩達に講義する形で、時折学生の鋭い質問や感想も織り込まれていて、一緒に...

経済思想の変遷と、各経済思想と政治思想の関連性を体系的に分かりやすい言葉で説明されています。私含む経済学が初学者の方にとっても、すんなり理解できると思います。 説明形式は、作者(坪井賢一さん)が母校の慶大生の後輩達に講義する形で、時折学生の鋭い質問や感想も織り込まれていて、一緒に考えさせられる気分になり読み進める上で集中しやすかったです。 経済思想史に並行して当時の欧米の歴史についても述べられており、各国の行動原理について経済思想史から理解することができ、非常に興味深かったです。

Posted by ブクログ