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アウシュヴィッツを志願した男 ポーランド軍大尉、ヴィトルト・ピレツキは三度死ぬ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2015/05/01 |
JAN | 9784062194938 |
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アウシュヴィッツを志願した男
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アウシュヴィッツを志願した男
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12件のお客様レビュー
かっこいい男がいたもんだ。 久々に、惚れた。 かっこいい人だわ。 今ウクライナがロシアに侵略されてますが、 ポーランドも他人ごとではないのです。 ポーランドよりもマイノリティなウクライナ、 実を言うとポーランド人はウクライナ人が嫌いで、 ウクライナ人もポーランド人が嫌い、 それ...
かっこいい男がいたもんだ。 久々に、惚れた。 かっこいい人だわ。 今ウクライナがロシアに侵略されてますが、 ポーランドも他人ごとではないのです。 ポーランドよりもマイノリティなウクライナ、 実を言うとポーランド人はウクライナ人が嫌いで、 ウクライナ人もポーランド人が嫌い、 それより嫌いなのがユダヤ人。 16世紀ポーランドの国王は、税収増を見込んでユダヤ人を優遇、その結果ポーランド周辺にはユダヤ人が多い。 1930年代、ポーランドは、西の全体主義国家ドイツと、東の全体主義国家ソビエト、 どちらも追い払えるほどの国力はない。 独ソ不可侵条約により、ドイツはポーランドの西側、ソビエトはポーランドの東側を占領。 その時東側にいたポーランド軍将校、政府関係者をスモレンスク近郊のカチンの森で処刑した。 当時、ポーランドの諜報能力の高さは有名だった。 リトアニア領事で、ユダヤ人6000人にビザを発給した杉原千畝氏の諜報能力も際立っており、ドイツがどれくらいソビエトと戦えるか、ヨーロッパの戦線が終われば日本にソビエトは総力をあげてくる。アメリカが参戦するかをポーランド軍将校相手に諜報活動をされていた。 ドイツがポーランドを消滅させ、ドイツが敗退後、確実にソビエト赤軍がポーランドを赤化し、ソビエトの属国にする、 ピレツキの分析能力の高さ、軍人としての能力の高さ、人間力の高さには、惚れ惚れするくらい感服する。 ドイツがポーランドのオシフィエンチムにドイツ語でアウシュヴィッツ強制収容所を開設、ハインリヒヒムラーが視察に来て、沼地のオシフィエンチムは強制収容所を開設するにはぴったりの土地だと、ハンスフランクに開設を急がせた。 ソビエト軍捕虜を使い強制収容所は開設されたが、 当時、アウシュヴィッツではなにが行われているか、分からないが噂では虐殺が行われているという噂がポーランド国民軍の耳にも入ってきた。 多くのポーランド人が逮捕され連行されている。 ポーランド国民軍は、ポーランド国民を守るため、アウシュヴィッツに潜入することを決め、ヴィトルトピレツキは、潜入することにした。 ドイツは、ソビエトとの不可侵条約を破り不意打ちでソビエトに侵攻し、思わぬ大量にソビエト軍捕虜を受け入れなくてはならなくなり、その処遇に困り、やむを得ず、「絶滅」させることになった。 その時初めてチクロンBを使うことになった。 それからあの恐ろしいガス殺が始まり、 ガス室から焼却炉に移すのが面倒だから、ガス室と併行に焼却炉を完備するビルケナウ絶滅収容所をアウシュヴィッツの30キロ先に作る。 アウシュヴィッツは、一つと思われるし、また絶滅収容所と思われているが、アウシュヴィッツは、あくまで労働収容所、 Arbeit macht frei 働けば自由になる、 アウシュヴィッツ第一収容所。 Tod macht frei 死ねば自由になる、 アウシュヴィッツ第二収容所ビルケナウ。 ピレツキは、自分の身を偽り潜入し、約2年アウシュヴィッツで過ごしたが、自分の身に危険が迫りアウシュヴィッツを脱走。 ようやく終戦、ポーランドを解放したソビエト赤軍は、最初は解放者として歓迎されたが、1年もしないうちに暴政が分かり、ポーランド人は落胆していく。 ポーランドは、共産化したのだ。 共産国になるポーランドを認めないピレツキは、共産党政権のポーランド、祖国に見せしめとして処刑された。 今どきこの様な完璧な人はいるだろうか? ソビエト、ロシアには中途半端に妥協して和平交渉してはいけないのだ、 虫の居所により簡単に他国を裏切る。 簡単に戦死者以上に人を殺すのだ。
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祖国ポーランドを愛して、自らアウシュビッツに収容されたピレツキ。そこで行われていることを外部に知らしめ収容所の中に抵抗の地下組織を作っていく。一切の自由がないイメージのアウシュビッツで組織を作っていたことに驚いた。 脱走しポーランド亡命政府の将校としてワルシャワ蜂起などに関わって...
祖国ポーランドを愛して、自らアウシュビッツに収容されたピレツキ。そこで行われていることを外部に知らしめ収容所の中に抵抗の地下組織を作っていく。一切の自由がないイメージのアウシュビッツで組織を作っていたことに驚いた。 脱走しポーランド亡命政府の将校としてワルシャワ蜂起などに関わっていくが、ソ連に支配されたもう一つのポーランド政府によって捕らえられ処刑される。 彼の壮絶な生き方を通して、この時代のことを知ることができました。
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第二次大戦中、ユダヤ人ら100万人以上が殺された収容所アウシュヴィッツに、自ら捕虜となって潜入した1人の男がいた。ポーランドの軍人ビトルト・ピレツキ。彼の目的は、収容所内を調べて、秘かに外部に情報を送り、ナチスの非道を世界に知らせること。そして、収容所内で抵抗グループを組織し、内...
第二次大戦中、ユダヤ人ら100万人以上が殺された収容所アウシュヴィッツに、自ら捕虜となって潜入した1人の男がいた。ポーランドの軍人ビトルト・ピレツキ。彼の目的は、収容所内を調べて、秘かに外部に情報を送り、ナチスの非道を世界に知らせること。そして、収容所内で抵抗グループを組織し、内部からの収容所解体を狙うものだった。 彼は、どうやって収容所に潜入したのか。劣悪な環境をどう生き延びたのか。その疑問に答えるように、膨大な資料をもとに日本人研究者がまとめたのが本書だ。ユダヤ人収容者とは異なる目線で内情をつづっている点が興味深い。 彼は、収容所内で書いた報告書でこう語っている。「私は、石でも木でも無く感情を持つ人間だから、時には生じた事実に対して、思いや感情を率直に記すこともある」。家族との思い出や感情の機微が記された文章からは、彼の人間性が感じられる。 彼は収容所を脱獄し、詳細な報告書を書いて世界を驚かせた。戦後はソ連の傀儡政権への抵抗運動にも参加。彼の歩みは戦中はナチス、戦後はソ連に翻弄されたポーランドの悲しい歴史を物語っている。
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