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ヘイトスピーチ 「愛国者」たちの憎悪と暴力 文春新書
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ヘイトスピーチ 「愛国者」たちの憎悪と暴力 文春新書

安田浩一(著者)

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ヘイトスピーチ 「愛国者」たちの憎悪と暴力 文春新書

880

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2015/05/01
JAN 9784166610273

ヘイトスピーチ

¥880

商品レビュー

3.9

12件のお客様レビュー

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2021/12/15

ことの始まりは日韓ワールドカップでの韓国の「蛮行」に危機感を抱いた人々が増え始めたことにあるらしい。という意味では皮肉な結果になったというか、思わぬ副産物をもたらしたと言えるだろう。 内容的には著者の取材記録なので体系的な記述がされているわけでもないし、本質に切り込んだ分析がなさ...

ことの始まりは日韓ワールドカップでの韓国の「蛮行」に危機感を抱いた人々が増え始めたことにあるらしい。という意味では皮肉な結果になったというか、思わぬ副産物をもたらしたと言えるだろう。 内容的には著者の取材記録なので体系的な記述がされているわけでもないし、本質に切り込んだ分析がなされているわけでもないが、この種の急進的な運動をある程度は概観することはできる。運動自体を批判するのは簡単ではあるが、その背景にある所謂「アジア問題」やナショナリズム問題に関して、もう少し深い考察が欲しかった。

Posted by ブクログ

2020/05/23

日本在住の韓国人に向けたヘイトスピーチの台詞、恥ずかしながら初めてまともに読んだ。理不尽な差別に他ならないし、それを正当化する理由も論理がボロボロだ。 そしてそれを批判しながら取材し続ける著者の強さも滲み出ていて、尊敬せざるを得ない。

Posted by ブクログ

2017/06/18

本書は「在日特権を許さない市民の会」(在特会)を中心としたヘイトスピーチの現状が書かれている。 ヘイトスピーチとは「人種や民族、障害など本人が変えられないものを基に行う差別的、侮蔑的発言」を指し、2013年にはユーキャンの流行語にもノミネートされた。 このような「人種差別主義」の...

本書は「在日特権を許さない市民の会」(在特会)を中心としたヘイトスピーチの現状が書かれている。 ヘイトスピーチとは「人種や民族、障害など本人が変えられないものを基に行う差別的、侮蔑的発言」を指し、2013年にはユーキャンの流行語にもノミネートされた。 このような「人種差別主義」のことを「レイシズム」と言い、「人種差別主義者」のことを「レイシスト」と言う。 FIFAでは「ゼロトレランス」(非寛容)の原則で、差別的な行動は例外なく罰している。例えば、2013年にギリシャでナチス式の敬礼のポーズをとった20歳のサッカー選手を永久追放にした。本人に差別的な意図があるにせよ、ないにせよ、例外なく罰するのがゼロトレランスである。 格差社会では「自転車反応」が起き、自分より上の者には頭を垂れるが、一方で下の者を足蹴にする。下の者を足蹴にすることでしか満たされない人が、「朝鮮人」「在日」とレッテルを貼り、行うのがヘイトスピーチだ。江戸時代の穢多・非人の相似形だ。 そして、在特会の人間には、自己肯定するロジックとそれが正しいと思い込む思考停止がある。 内田樹氏が「呪いの時代」と言った。レッテルを貼り、記号化し、「呪い」をかける。そう、ヘイトスピーチは「呪い」なのだ。 国連の人種差別撤廃委員会から圧力を受け、各自治体からも要望があり、2016年5月、ようやくヘイトスピーチ規制法が成立した。

Posted by ブクログ

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