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<未来>のつくり方 シリコンバレーの航海する精神 講談社現代新書
924円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2015/05/01 |
JAN | 9784062883153 |
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<未来>のつくり方
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商品レビュー
3.8
6件のお客様レビュー
・当初の意図通りに成長する起業などいない。出発点から手探りで進む。探索の連続である。当初描いていたものとは違ってもデスティネーションに辿り着ける ・70年代以降顕著になったファイナンスの数理工学化によって、企業価値の計測や算定が日々行われるようになり、その結果、かつては両立可能だ...
・当初の意図通りに成長する起業などいない。出発点から手探りで進む。探索の連続である。当初描いていたものとは違ってもデスティネーションに辿り着ける ・70年代以降顕著になったファイナンスの数理工学化によって、企業価値の計測や算定が日々行われるようになり、その結果、かつては両立可能だった利益の最大化と企業活動のミッションという二つの目的が乖離してしまった。10年代に生まれたベネフィット・コーポレーションは、これを修正するものだ。具体的には、会社法の改正を通じて、利潤(プロフィット)だけでなく公益(ベネフィット)を重視する企業であることを法的に位置づける。経営側だけでなく働く側にも新たな選択肢を与えるものだ ・トクヴィルによれば、アメリカ人の哲学的傾向性とは、「体系を排すること、眼前の事実を重視すること、物事の理由を権威によらず独力で探求し、結果を目指して前進すること、定式をとおして物事の本質を見抜くこと」である。このような集団的特性は、後にアメリカ独自の思考様式として登場するプラグマティズムの土台となった
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突っ込みどころは満載と思うが、網羅的で、一つの叩き台としては面白いまとめと思う。あとがきで「未来」について、future の語源がラテン語であり、to be (成ろうとするもの)であるのに対し、日本語は「未だ来らざるもの」で、まったく思想が異なるとの指摘は面白い。
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『ソーシャル以後、ウェブ上で様々なコミュニケーションが可能であることを、世界中の人々が経験した。そのため、それ以前に比べて人類のレベルで幸福を想像することが容易になったことは確かなのだろう。 ウェブ企業における地球規模のユーザー数の多さが、そのような発想を自然なものにする。この...
『ソーシャル以後、ウェブ上で様々なコミュニケーションが可能であることを、世界中の人々が経験した。そのため、それ以前に比べて人類のレベルで幸福を想像することが容易になったことは確かなのだろう。 ウェブ企業における地球規模のユーザー数の多さが、そのような発想を自然なものにする。この段階になるとおそらくは、人類の幸福を扱う世界観(=宗教観)の下で世界を解釈してきた文明的記憶の有無や程度が、そもそもの発想に影響を与えることだろう。キリスト教を始めとする普遍宗教への関心が高まるのもそのためだ。 なぜなら、極めて個別的な体験が、ウェブという地球規模のコミュニケーション回路を通じて瞬時に世界に行き渡ることで、いつの間にか、世界的なもの、見かけだけならば普遍的なものになってしまうような時代に人々が居合わせているからだ。 個別の出来事が短期間のうちに世界化/普遍化するのであれば、確かに人々の意識とともに世界のイメージも書き換えられてしまうことだろう。』 チャラい作品かと思ったら、途中から、パース、ジェイムズ、デューイとプラグマティズムの議論になり、「二周目の近代」論は濃厚だった。 近代化の焼き増しというか、近代の再生産というか、素晴らしい近代論で、もう少し周辺の補習が必要だと感じた。 特にプラグマティズムへの理解がもっと必要だと痛感した作品。
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