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スバル360開発物語 てんとう虫が走った日
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スバル360開発物語 てんとう虫が走った日

桂木洋二(著者)

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スバル360開発物語 てんとう虫が走った日

1,760

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 グランプリ出版
発売年月日 2015/04/22
JAN 9784876873388

スバル360開発物語

¥1,760

商品レビュー

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2021/09/05

もう少し不具合について紙面を割いて欲しかった。そのため、正直期待していた内容ではなかった。 戦後まもない技術者は熱意を持ってやってたのがよく分かった。しかし、一方でこの成功体験が、後世の足枷になると言うのも皮肉な事だと思う。 この開発史は確かに貴重な体験だろうが、同時に捨て去ら...

もう少し不具合について紙面を割いて欲しかった。そのため、正直期待していた内容ではなかった。 戦後まもない技術者は熱意を持ってやってたのがよく分かった。しかし、一方でこの成功体験が、後世の足枷になると言うのも皮肉な事だと思う。 この開発史は確かに貴重な体験だろうが、同時に捨て去らなければいけない体験でもある。 昨今のスバルを見ていると、おそらく捨てる事ができなかったんだろうな、と思う。 殆どの日本の会社が過去の成功体験に縛られて動けなくなっている。 早く50代の、上の人に従って来ただけの人達には退職してほしいなと思うばかりである。

Posted by ブクログ

2019/07/05

『てんとう虫が走った日』として出版された本がグランプリ出版から復刊。 小学生の頃はそこらじゅうにいて、典型的な貧乏車だったのだけど、気がついたらすっかり見なくなった車。 軽自動車で大人4人乗りを実現したのはスバル360が最初だと知る。この車の成功がなければ『軽自動車』というジ...

『てんとう虫が走った日』として出版された本がグランプリ出版から復刊。 小学生の頃はそこらじゅうにいて、典型的な貧乏車だったのだけど、気がついたらすっかり見なくなった車。 軽自動車で大人4人乗りを実現したのはスバル360が最初だと知る。この車の成功がなければ『軽自動車』というジャンルそのものがなかったか、はじまるのが10年は遅れていただろう。 「てんとう虫」という愛称はVWの『ビートル』(カブトムシ)の弟分or妹分という意味合いもあるが、丸っこいRRという以外案外似てないと写真を見て改めて思った。富士重が実際に参考にしたのはシトロエンの4CVや2CVとのことで、なるほど、VWと似てるのはほぼ偶然、あるいは一種の収斂進化と知る。 百瀬晋六指揮のもと戦争体験者の技術者達がモーレツに働いて開発したこの車。『プロジェクトX』でも題材にされたという。たしかに平成のビジネスマンが好きそうなネタが満載ではある。 しかし、モーレツに頑張ることはあまり真似すべきではないだろう。学ぶべきは百瀬らエンジニアの技術的に至極まっとうなアプローチの手法や発想。また、佐々木達三のような適切な工業意匠の理解。 しかし何も考えずに残業とか休日出勤だとかが真似されてきたのだろうななどと思う。そして、考えずに真似できることだけ真似ても、手本と並ぶことさえかなわないのが現実。 ミリオンライブの「UNION!!」にも「努力は惜しまない 大好きは裏切らない」とあるように、努力は往々にして裏切るのである。重要なのは「大好き」にまで高まった熱意に裏打ちされた創意と工夫。そして関連分野の既往の研究のぬかりない調査。 そういったところを真似ることが、努力をドブに捨てないために必要なことだと改めて思った。

Posted by ブクログ

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