商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 双葉社 |
発売年月日 | 2015/04/16 |
JAN | 9784575517811 |
- 書籍
- 文庫
晩鐘 新装版(下)
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晩鐘 新装版(下)
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商品レビュー
4.4
11件のお客様レビュー
長編風紋の続編。こちらも長編でしたが、のめり込んですいすい読めました。内容は重く、自分が 知らないだけで、現実に有り得る内容で、深く考えさせられました。最初から影のある少年大輔、彼の言動からずっと嫌悪感を持って読んでいましたが、最後の最後、数ページで大輔はまだたったの12年しか生...
長編風紋の続編。こちらも長編でしたが、のめり込んですいすい読めました。内容は重く、自分が 知らないだけで、現実に有り得る内容で、深く考えさせられました。最初から影のある少年大輔、彼の言動からずっと嫌悪感を持って読んでいましたが、最後の最後、数ページで大輔はまだたったの12年しか生きていない子供だったんだ…なのになんて重い人生を生きさせられていたんだ…と気付かされました。私も偏見を持ちながら読んでしまっていたのか、とショックを受けました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
風紋から7年後、加害者と被害者の家族のその後を描いた名作。 母を殺された真裕子。新聞記者・建部。父が殺人者となった大輔。それぞれの人生は途方もない道筋を辿っていく。 レビューをわけていない為、3冊通した後の感想をわけて掲載する。 自身の作品で、衝撃的な殺人事件を加害者、被害者の立場から表現した作者が、同じ舞台、続編という形で、それぞれの家族がどの様に生きているのかを描いた作品。 それぞれの救済は。 被害者の家族、母親、祖父母がいたたまれない。母親についても鼻につく描写が前作から多かったが、事人の息子が妹を殺害してしまう程の罰を与えた筆者に恐怖を感じる。 最後まで読み進め、読者ごとに心に残るものは違っていると思う。ハッピーエンド、バッドエンドについて、僕はその物語が進むべき方向に歩み、作為がなく着地する事が好ましい着地だと思っていたが、この作品はそれぞれのエンディングを用意しており、しかも極端に表現されている。 後味は実は良くないが、風紋と続けて読むと更に壮大になる作品である。
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風紋の続編。長さを感じさせずサクサク読めました。風紋からの真裕子の気持ちの変化と立ち直っていく姿が良かった。また、大輔の中の血の怖さが重い。蛙の子は蛙という事なのか。。
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