MIXIM☆11(ワイド版)(四) サンデーCSP

安西信行(著者)

• 販売会社／発売会社: 小学館
• 発売年月日: 2015/04/17
• JAN: 9784091257369

商品レビュー

2015/05/26

読んでいて、ここまでワクワクする少年漫画はそう多くない
「十二の難業」の予見師・クレタに言い当てられる王子の正体、それは小梅だった
しかし、その程度で彼らの友情は揺るがず
小梅を敵の手に渡さない、その強い意志を統一した壱松達は各々の敵と対峙する
壱松ｖｓゼロ
異常なまでに、ありとあらゆる事を知りたがるゼロの執着と狂気に気圧され、ピンチに追い込まれるも、意識が消えかける今際に愛の力に救われ、福レオのＮＯＶＡ『レグルスの牢獄』を発動、ゼロを岩で固めて動けなくし、勝利
十三・ネロｖｓケベロス
包帯の下の正体も性格も醜いケベロスの野蛮な戦いに二人がかりでも苦戦するが、見事なコンビネーションと、勝つ為に腕を持犠牲にする覚悟で追いこんでいき、そして、十三が牡牛座のＮＯＶＡ『エルナトの猛進』で串刺しに、勝利
桃子ｖｓクレタ
仲間を裏切り者に殺される、そんな予言にも動揺しない桃子だが、クレタの酔拳に翻弄され、しかも、十三たちは倒したはずのケベロスの死骸をクレタに操られ、ピンチに。だが、彼らの強さと絆を信じ、一人でいるのを強がっていた頃よりも強くなった桃子は双子座のＮＯＶＡ『燃え焦がれる抱擁』でクレタを爆散させ、勝利
竹蔵・小梅ｖｓヒッポリー
電撃を操るヒッポリーに、竹蔵は一時、意識不明まで追い込まれるも壱松の“心臓マッサージ”により蘇生される。復活した竹蔵は、その間、自分達を信じてヒッポリーを食い止めてくれていた小梅に、天秤座のＮＯＶＡ『アストライアーの審判』発動を促す。出現したのは天秤を掲げる石造りの女神。小梅とヒッポリーは、彼女に見せられた幻覚の中で異なる決断を下した。そして、アストライアーは真に友人を想うのは、逃げず未来を信じた小梅だと告げ、敗れたヒッポリーに強烈な罰を与え、勝利
どの戦いも胸が熱くなった
強敵を下した彼らの前に姿を見せた、武人・ステュムパリデスは壱松らを止めるべく、ＤＯＤＯについて、『影炎』の過去についてを語る
だが、ＤＯＤＯのおぞましさを知っても、まるで臆さず、それどころか、闘争心を膨らませる壱松らをステュムパリデスは止められず。やはり、男だね、彼も
そして、ついに、『過食過殺』のＤＯＤＯとの激闘が始まる！！
この台詞を引用に選んだのは、特に壱松、竹蔵、小梅、三人の友情を強く感じるので。「死んでも～」、リアルでもフィクションでも使われる事が多く、言う人間の格が低いと安く薄く聞こえてしまうが、逆に本当の覚悟を感じると、こうもグッと来る