ヴォルテール、ただいま参上！ 新潮クレスト・ブックス

ハンス・ヨアヒム・シェートリヒ(著者), 松永美穂(訳者)

• 販売会社／発売会社: 新潮社
• 発売年月日: 2015/03/01
• JAN: 9784105901172

商品レビュー

2024/07/01

【琉大OPACリンク】
https://opac.lib.u-ryukyu.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB18381925

2024/01/21

ヴォルテールいう方をご存じないというか記憶にございませんだったので、まぁ読んでいる途中で一応は勉強したわけですよ。
啓蒙主義！なんか偉そうな上から目線ではないか。まぁ頭のいい人の考えることはよく分からんからね。
でもって訳者の人も、読んで面白かったわー、笑ったわー、って書いてあって流石である。同類なんであろう。
と言いつつもなんか偉そうな人たちが、やれ誰ぞと付き合うとか愛人は許容するとか、後は金が欲しいんじゃー、とかやってるわけで、ある種のバカバカしさが楽しい、、のかもしれない。
そういうアホなことをやっているように見えてちゃん本書いたりして、ヴォルテールさんにパワーがあるのは分かった。

2020/12/26

多分地名とか人名が長いし覚えられてないせいで、いまいち物語の根っこまで覗くことができなかったと思う。200ページ弱なのであっという間に終わってしまった。プロイセン王国の啓蒙専制君主が同じ思想を持つフランスのヴォルテールを宮廷に招いたが、なにせお金に図太かったために周囲からも、フリードリヒ二世からも脱兎のことく呆れられてしまう。しかし本性は変わらない。自分でお金を持たないことには自由に表現ができないという状況が彼を浅ましい人物にしてしまったのかなあ。反省の色がなくて最後まで突っ走るのね。