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南方熊楠随筆集 筑摩叢書118
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南方熊楠随筆集 筑摩叢書118

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南方熊楠随筆集 筑摩叢書118

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 1968/10/30
JAN 9784480011183

南方熊楠随筆集

¥1,870

商品レビュー

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2018/05/12

終わりの方に載っている『神社合祀問題関係書簡』に興味があって、父が遺した古書を紐解いてみました。 政治家や役人とうまく仲良くなった地方のずる賢い者が、神社の合祀(統廃合)の名目のもと、山林を伐って売り飛ばし利益を上げる一方、古くからの神社がつぶされ郷土の文化は壊され、森は失われ...

終わりの方に載っている『神社合祀問題関係書簡』に興味があって、父が遺した古書を紐解いてみました。 政治家や役人とうまく仲良くなった地方のずる賢い者が、神社の合祀(統廃合)の名目のもと、山林を伐って売り飛ばし利益を上げる一方、古くからの神社がつぶされ郷土の文化は壊され、森は失われ、貴重な植物・菌類などを消失させ、生態系が損なわれていく。これに対し、南方熊楠は和歌山の郷土を守る運動をしていたことが良くわかりました。 まるで、現代の政治や行政の腐敗とそっくりなことが明治にもあったのだなと思いました。人の世はこうも変わらないものなのか、とため息をつきました。 まぁ、特に今の政府のありかたが明治時代にまで逆戻り退化しているともいえるのでしょうけど。 南方熊楠は、真の郷土愛・愛国心があるからこそ立ち上がったのだということが、ひしひしと伝わってきました。 それ以外の部分は、インターネットも無い時代によくもまぁと思うほど洋の東西の文献にあたったトリビア系の話題が炸裂しており、それは凄いことだと思いますが、文章が奔放に脱線してよろけたりしながらダラダラと進むのが辛かったです。取り上げられたトピックに興味を持っていない人には、とっつき難いと思います。

Posted by ブクログ

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