ハーバード流「気づく」技術

マックス・H.ベイザーマン(著者), 門脇弘典(訳者)

• 販売会社／発売会社: KADOKAWA
• 発売年月日: 2015/02/28
• JAN: 9784047316867

商品レビュー

2018/02/16

つい見逃してしまう、気づかないことに、どう見逃さないか、気づくようにするかの示唆に富む。カーネマン、サンスティーン、アカロフ等といった行動経済学の権威への言及は行動経済学に触れる基本パターンと化しており、「この本もか。。。」と少し残念。

2016/12/30

「気づく」が多義化している気がするが、予測可能な危機に気づき、それを避けるために行動するために意識すべきポイントを行動心理学の見地から解説している。確かに、このご時世、判断が早いことがそのまま決断力と呼ばれて悪戯に推奨されていることには頷ける。

2016/09/14

著者は行動心理学の権威。人間は物事を見ているようで「気づかない」部分の方が多いという。特に、何かに集中している、意思決定が速い、リーダーや専門家が「大丈夫」と考えている場合には、予測可能な危機を見落としてしまいがちだという。常に視野を広く持ち、二手三手先までじっくり考えてから意思決定することで、危機を見落とす確率がぐっと減るそうだ。具体例がアメリカの金融経済中心で読みづらかったが、論旨には納得。心がけたい。