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ナナフシ
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ナナフシ

幸田真音(著者)

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ナナフシ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2015/02/01
JAN 9784163902128

ナナフシ

¥1,650

商品レビュー

3.3

15件のお客様レビュー

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2018/10/19

金融危機で傷を負った無気力の元バンカーと行き倒れの女性の生活がスタート。 女性は、癌に犯される。 元バンカーは、彼女の夢であるザルツブルク音楽祭に連れて行くために奔走する。

Posted by ブクログ

2018/07/24

2018.07.24 久しぶりにあっという間に読んだわ。こんな事ってあるのだと信じたい。ラストシーンが眼に浮かぶ。

Posted by ブクログ

2017/01/19

カマキリに似ているナナフシという昆虫がいる。 この作品はそのナナフシのように 細身すぎるほど痩せた薄幸の若い女性彩弓と ファンドマネジャーとして活躍していたのに、 世界的金融危機で破綻し、 家族も職も生きる希望もすべて失った中年男性深尾の物語だった。 実はこの深尾、 会社倒産の...

カマキリに似ているナナフシという昆虫がいる。 この作品はそのナナフシのように 細身すぎるほど痩せた薄幸の若い女性彩弓と ファンドマネジャーとして活躍していたのに、 世界的金融危機で破綻し、 家族も職も生きる希望もすべて失った中年男性深尾の物語だった。 実はこの深尾、 会社倒産の責任を感じて自殺した部下を追い詰めたのは自分だと思い 責任を感じていた。 深尾が現在何とかコンビニ店長などしながら生きているのは 部下の家族への決して受け取ってもらえない仕送りのためだった。 そんな希望のない毎日をおくっていたある日、 深尾の働くコンビニのトイレで 浮浪者同然に倒れていたのが、彩弓だった。 実は彩弓はクラブで働くバイオリニトだったが、 右腕に病を抱えて、右手の神経を失おうとしていた。 なにかに魅かれるよう彩弓の世話をするようになった深尾は 彩弓の病を治すため病院巡りをすることになり、 金銭対策のために、昔活躍した金融の世界へ戻ることにした。 詳細なあらすじは、まーちさんが書かれている。 大体なところはこんな感じかなと思う。 お互いに父娘ほど年の離れた二人だけど 孤独な二人はひかれあうものがあり、 実の父娘以上に信頼関係が出来たようだ。 ラストはあっさりしているが、希望を持てる結末でほっとした。 やはり幸田さんの特徴的な「金融世界」も出てきて ここでそこへ繋げるんだ、と感心した。 少々、出来過ぎ感があるが、幸田さん初の人間ドラマということで うんうん、と頷ける出来だった。

Posted by ブクログ

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