商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2015/02/21 |
JAN | 9784488430078 |
- 書籍
- 文庫
猫とアリス
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猫とアリス
¥836
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商品レビュー
3.8
10件のお客様レビュー
国産ミステリの女性私立探偵といえば、柴田よしきの下澤唯、若竹七海の葉村晶、そしてこの芦原すなおの笹野里子だろうな里子と遠藤警部のやり取りが、悲しみに満ちたこの連作の中で、数少ない癒し。
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女探偵・笹野里子ものとしてはシリーズ2作目のよう。 図書館で背表紙を見て手に取りました。 中身は、「青蛇」と呼ばれる孤独な殺し屋の話といったほうがいい‥ タイトルが「青蛇」だったら読者が減る?(笑) 笹野里子は夫が遺した探偵事務所を継いで、淡々と仕事をしている40歳ぐらいの女性...
女探偵・笹野里子ものとしてはシリーズ2作目のよう。 図書館で背表紙を見て手に取りました。 中身は、「青蛇」と呼ばれる孤独な殺し屋の話といったほうがいい‥ タイトルが「青蛇」だったら読者が減る?(笑) 笹野里子は夫が遺した探偵事務所を継いで、淡々と仕事をしている40歳ぐらいの女性。 やる気もなさそうな冷静さだけど、ある刑事に惚れられているのをてきとうに逸しながら情報を引き出したり、実はけっこう有能で、勇敢さもある。 元教え子の調査を教師に依頼されてから、ある殺し屋の姿が行く先々でちらつくようになるのです。 里子が訓練を受けているジムのオーナーがかって教えていた青年。 何かを抱えた激しさのある彼に、スポーツとして格闘技のプロになってほしいとオーナーは願っていたのだが‥ 猫を探してほしいという女の子の可愛い依頼に動き出すと、関係者の勤め先で、思わぬ関わりが出来ていき‥ 猫は賢くて猫らしい猫です。 しゃれた会話とヒロインのさっぱりした性格で、すいすい読めます。 ある目的のために技を磨いた美しい殺し屋の思いと過去は痛ましいけれど、鮮烈な印象でまとまり、シャープでカッコいい。 これはなかなか、めっけもの~読後感は悪くなかったです。 さかのぼって前の作品も読みましたよ。
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- ネタバレ
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超久々に芦原すなおを読んだ。旅のお供として文庫本を見てて偶然。しかも期せずして、「ハート・オブ・スティール」の続編だった。やっぱ面白かった。青蛇の最後はちょっと泣きそうだった。自分まで死ぬ必要ないのに。こんな政治家、死ねばいいのだ。ふーちゃんこと山浦歩のシリーズも読み返したいし、ハート・オブ・スティールも読み返したい。ウィキにシリーズものとしてまとめられてなかったのにびっくり。ファンは何をしてるんだ。今のススキノ探偵シリーズを読み終わったら、芦原すなお読もうかな。ほんと読みたい本、見たい映画・DVDが多くて忙しい。仕事なんてしてる場合じゃないわ。 2022.10.7 再読。またしても旅のお共として。でも「ハート・オブ・スティール」とこないだ読んだので借りたのだ。やっぱり青蛇は切ない。ほんと死なないでほしかった。こんな高い能力を持つ人が実在するか分からないけど、こんな辛い人生があるだろうか。こういう嫌な政治家は苦しみつくして死ねばいい。ジェイソンみたいなフラットな人と私も出会いたいものだ。ふーちゃんの話も絶対読むぞ。
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