商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2015/02/06 |
JAN | 9784062193948 |
- 書籍
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皇后考
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皇后考
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商品レビュー
4.4
9件のお客様レビュー
貞明皇后、大正天皇の皇后、に関する本。 そもそも貞明皇后や大正天皇の書籍が限られる中、貴重な一冊といえる。 貞明皇后については、ハンセン病の予防に関する活動、初の一夫一婦制の夫婦であったこと、また、秩父宮が会津松平家から、高松宮が徳川家から嫁がせたことなど、好感がもてる功績がある...
貞明皇后、大正天皇の皇后、に関する本。 そもそも貞明皇后や大正天皇の書籍が限られる中、貴重な一冊といえる。 貞明皇后については、ハンセン病の予防に関する活動、初の一夫一婦制の夫婦であったこと、また、秩父宮が会津松平家から、高松宮が徳川家から嫁がせたことなど、好感がもてる功績がある一方、本著を読むと、筧克彦に心頭し極端な神道思想にのめり込む等、違った側面も知ることができる。 貞明天皇が残した和歌を含めて、膨大の情報から、当時の貞明皇后の思考、言動について克明に分析、評価している。 貞明皇后が、自らを神功皇后や光明皇后になぞり、政治的な権力を得ようとしていた事実関係が赤裸々に記されている。 特に昭和天皇との葛藤、そして貞明皇后が、秩父宮に肩を持っていたという背後には陸軍の動きも感じとれる。
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明治、大正、昭和(〜平成)の時代を皇后に焦点を当てて読み解く。 全23章。戦争を経験した同世代の人には当たり前に共有されていたであろうできごと(噂も含め)が、子供や孫の世代である私には初めて知ることが多く、驚きの連続。歴史観が大きく変わる⁈そんな一冊です。
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先代の妄執にさんざん苦しめられたはずの皇后が代替わりするとともにまた同じイジメの構図を反復する因果の連鎖が切なくもおそろしい。やんごとなき地位ははかり知れないストレスと壮絶な後遺症を残すのだな……。
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