シャープ「液晶敗戦」の教訓 日本のものづくりはなぜ世界で勝てなくなったのか

中田行彦(著者)

• 販売会社／発売会社: 実務教育出版
• 発売年月日: 2015/01/29
• JAN: 9784788910867

商品レビュー

2020/02/09

この本は2015年の出版。激動の家電業界にあっては、すでに既知の事や新たな事実も出てきてはいる。

が、今のシャープそして日本の家電メーカーが如何にして興隆し衰退していったか。これをシャープ内部にいた著者がマクロ的な視点と内外からの俯瞰した状況分析によって明らかにした一冊。
経営的な目線よりは、実務、技術的な視点から多く書かれてあることが、従来のビジネス書と違う煌めきを放っている。

2017/05/07

液晶のシャープが、現在の悲惨な状況に至った経緯をポイントを押さえて綴られております。ただし、元社員の著書ということで、もう少し内情を含めた部分に対し、突っ込んで情報開示頂ければと思いました。
しかし、内容は論理的で半導体投資のタイミングの難しさをよく理解できました。

2015/11/09

シャープ出身液晶技術者によるシャープ敗戦の分析。2015年1月上梓の新しい書籍ですが、その後も坂を転げ落ちるように悪化していくシャープの現状を見ると、三四半期前の淡い期待さえ吹っ飛んでいね切なくなってくる。
堺工場建設の分析とか色々『なるほど』とは思うけど、パナソニックが復活した一方でシャープが息を吹き返せなかった理由は読了しても未だ皆目見当がつかない。