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桜 岩波新書
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桜 岩波新書

勝木俊雄(著者)

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桜 岩波新書

946

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2015/01/01
JAN 9784004315346

¥946

商品レビュー

4.5

5件のお客様レビュー

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2023/03/27

桜の好きな私は,この時期そわそわして落ち着かない日々を過ごすが,今年の桜ははやく咲いてあっという間に終わりを迎えそうである. 本書は桜の名所,名木の紹介という類の本ではない.植物としての桜をとりあげた本.新宿御苑などに行くとたくさんの種類の桜に出会う.枝振り,花の形,色などわりと...

桜の好きな私は,この時期そわそわして落ち着かない日々を過ごすが,今年の桜ははやく咲いてあっという間に終わりを迎えそうである. 本書は桜の名所,名木の紹介という類の本ではない.植物としての桜をとりあげた本.新宿御苑などに行くとたくさんの種類の桜に出会う.枝振り,花の形,色などわりと差異がある.そういうときにこの本に教わることはおおい.日本に種としての桜は10種類しかないこと.そのほかはソメイヨシノを筆頭として人工的に観賞用に作られた園芸品種であることなど. カラーの写真は数ページあるが,もう少し図を入れたりして品種の見分け方や特徴もわかるようになっていると良いかなと思った.

Posted by ブクログ

2015/08/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

桜はうちのマンションの庭でも避けて通れない難題。日本の桜は10種類とか、野生種と里の種とか、基礎知識編が結構利用価値が高い。うんちく本でもあるが、庭管理本を読むのに桜以外を考えるにも役に立った。

Posted by ブクログ

2015/06/12

桜という植物の歴史、種類などを説明する。明治期に江戸で生まれた染井吉野が花見の理想的な花木として、花見の様式を変え、現在まで定着してきたが、それまでは山桜を遠くから見るのが通常だった。染井吉野が「種」ではなく、栽培種であることの意味がやっと理解できた。父・オオシマザクラ、母・エド...

桜という植物の歴史、種類などを説明する。明治期に江戸で生まれた染井吉野が花見の理想的な花木として、花見の様式を変え、現在まで定着してきたが、それまでは山桜を遠くから見るのが通常だった。染井吉野が「種」ではなく、栽培種であることの意味がやっと理解できた。父・オオシマザクラ、母・エドヒガンで、接木を通してクローンが全国に広がっていったものだという。それゆえに全国で桜開花地図が作成できるという。「種」としては日本に10種類が存在するというが、私たちの常識があまりにも染井吉野に偏り、かつ工業製品のような花に囚われていることを痛感する。これもまた日本らしさ。

Posted by ブクログ

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