世界の神々大図鑑

グラフィオ(編者)

• 販売会社／発売会社: 金の星社
• 発売年月日: 2014/12/01
• JAN: 9784323073101

商品レビュー

2024/07/13

　ギリシャ神話、エジプト神話、日本神話、インド北欧ケルト中国メソポタミアその他、の神々がイラスト入りの一〜二ページで紹介されている。広くざっくり知れて面白かった。後ろに行けば行くほど知らない話ばかり。
　娘がもしかしたら読むかなーと思って借りてこれは当たった。
　以下備忘メモ。

■エジプト
・アヌビス（黒い犬またはジャッカルの頭）がかっこいい。見た目が。
・牝ライオンの頭のセクメト（人類虐殺の女神）と、牝猫の頭のバステト（母性愛の象徴）と、牛の角を持つハトホル（美と愛の女神）が、それぞれお互いに○○の姿を変えた女神とか言われ合っているのが面白いというか都合がいいというか。

■インド
・インドの神様みんな手が多い！
・ヴィシュヌの化身とされる英雄クリシュナの伝説が壮大。幼少期に女悪魔の乳を吸い尽くして殺した、彼の口の中を覗くと宇宙全体が見えた、妻が一万六千人子どもは十九万人、など。
・破壊神シヴァは、ヒンドゥー教で絶大な人気を誇るという。残酷粗暴だが、時折見せる優しさや愛情、敵に対する絶対的強さが人気の秘密らしい。天界からふるガンジス川を支える役目もしている。

■北欧（ゲルマン）
・スレイプニルってブラウザあったけど北欧神話の神獣だったのか…（遅）。会社名フェンリルも北欧神話の魔獣。面白いな。
・北欧神話のトリックスター、ロキ。
・北欧神話では最終戦争ラグナロクで世界が破滅するところも語られる。その後、残された世界樹ユグドラシルのまわりに新たな大地が…光の神バルドルが復活し…と続くらしい。

■ケルト
・原典とされる文書はほぼない。ヨーロッパ大陸で伝えられた「大陸のケルト」とスコットランドやアイルランドの「島ケルト」がある。

■中国
・盤古、女媧、伏羲、西王母、神農。

■メソポタミア
・旧約聖書のモデルとも言われる。

■モンゴル
・モンゴルの神様テングリは「澄みきった青空を神格化」した男性神とのこと。世界を創造しあらゆるものの権威であり、運命の制御者でもある。あの（って行ったことないけど）大草原で、澄みきった青空が神様とされるって、いいなあ。ついつい「あって当たり前」と思ってしまうような、いつもそこにあるけど実はかけがえのないものが、神様なのかもしれない。

2016/02/18

子供たちの興味を引く、今風のイラスト付きの神様解説書。
ギリシャ神話、北欧神話、そして日本神話等々、世界の色んな神様たちをイラスト付きで解説しています。
とっても詳しい！って訳ではないけど、基本はきちんと押さえられてていい感じです。

しかし、神様たちのやることは過激だなあ。
親子関係大混乱です。

「ゼウス、スサノオ、トール。みなさんも名前は聞いたことがあるかもしれません。これは全部神様の名前。世界の沢山の神様が、素敵なイラストと共に紹介されています。」