商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ポプラ社 |
発売年月日 | 2015/01/01 |
JAN | 9784591142806 |
- 書籍
- 新書
父という病
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父という病
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商品レビュー
4
9件のお客様レビュー
とりたたてて父親との幼少期の関係は悪くなかった、むしろ影が薄かったと感じていた。 けれど、その存在感の薄さ、父親の不在が母親との関係に密着させるような影響を与えていたということが初めて理解できました。 また、私は父親のことが好きだった(両親は父親が原因で離婚しています)気持ちを...
とりたたてて父親との幼少期の関係は悪くなかった、むしろ影が薄かったと感じていた。 けれど、その存在感の薄さ、父親の不在が母親との関係に密着させるような影響を与えていたということが初めて理解できました。 また、私は父親のことが好きだった(両親は父親が原因で離婚しています)気持ちをないものとしてきていたことに気づいたことが最近ありました。 その思いに対しても、どんな父親でも子どもは肯定的に受け入れたいし、愛したいものだということを読んで、私が抱いた感情は悪くないんだ、どんな父親でもいて欲しいと思う気持ちはあって良かったと、救われました。
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父親はなんのために必要なのか。 子にとって父親とは「外界から子どものもとにやってくる最初の他者」だそうだ。 それにはとても納得した。 思い返すと、自分の家庭は父親は仕事一辺倒だったタイプで、高校生になるくらいまで自分の人生に父の存在を感じたことはほとんど無かった。 しかし、こ...
父親はなんのために必要なのか。 子にとって父親とは「外界から子どものもとにやってくる最初の他者」だそうだ。 それにはとても納得した。 思い返すと、自分の家庭は父親は仕事一辺倒だったタイプで、高校生になるくらいまで自分の人生に父の存在を感じたことはほとんど無かった。 しかし、これを読んで自分の性格の形成には父親、そして家庭環境が大きく影響しているという事を実感した。 ■特に印象的だった箇所 ・父の不在によって、わがままになったり善悪の判断が曖昧になったりする。 ・父を尊敬できるかどうかは、母が父(夫)を尊敬できているかによる ・子は無意識に父を男の理想像としてしまうところがある ・子は、特に男の子にとって父は行動モデルであし、社会への適応の仕方を知らず知らずに教えてくれる導き手でもある ・父は家庭では無様な姿をさらしていても、社会で働く緊張感を携えて家庭に戻ってくる。子供は知らず知らず、父親が運んでくる外の風から学ぶ。 ・結局、子供には父も母も必要。 小さい頃、父が会社の同僚や部下を連れて我が家でよく飲み会を開いていた。今思うと、父には仕事仲間がいて、慕われていたんだなと無意識に感じ取っていたんだと思う。親としての父は正直なところあまり尊敬できる存在ではなかったが、仕事をしている父はかっこよく写っていた。なんとなく今でも父に認められたいという気持ちは自分にあるのはそれが影響しているのだろう。 自分はどんな父親になれるのだろうか。
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父との昔のトラウマから抜け出すきっかけが欲しく読んだが、残念ながら心理的に腑に落ちることが少なかった。だが多少なり気付きはあったので、再読した際はまた評価が変わるかもしれない。
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