商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
| 発売年月日 | 2015/01/07 |
| JAN | 9784480096432 |
- 書籍
- 文庫
物と心
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物と心
¥1,760
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商品レビュー
5
2件のお客様レビュー
哲学的テーマを深く探求するこの作品は、物と心の関係を新たな視点から考察しています。著者は、実物とその像の関係を通じて、常識が持つ限界や、知覚がどのように形成されるのかを明らかにします。特に第1部「物と心」では、難解ながらも心地よい論述が展開され、常識的な見方を覆す刺激的な内容が詰まっています。著者は心と対象、対象と表象の二項対立を批判し、独自の概念を提起することで、読者に新たな理解を促します。身体と自己の認識や他者の痛みの理解についても触れ、実在とは何かを問い直す姿勢が印象的です。全体を通じて、知的な魅惑に満ちた内容が展開されており、再読を促す魅力があります。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
POPEYE 2015年AUGUST Issue820 本と映画のはなし。 nakaban(画家)さんが紹介していた。
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大森荘蔵さんのさんの本は以前読んだときあんまり面白くなかったのだが、これは違う。断然違う。超一級のおもしろさを持つ哲学書だ。 もとは別々の論文であったものを、著者自身がうまくまとめ直して一冊の書物にしている。とはいえ、後半の方とか、トピックは様々だ。 私が非常に興奮させられ、感銘...
大森荘蔵さんのさんの本は以前読んだときあんまり面白くなかったのだが、これは違う。断然違う。超一級のおもしろさを持つ哲学書だ。 もとは別々の論文であったものを、著者自身がうまくまとめ直して一冊の書物にしている。とはいえ、後半の方とか、トピックは様々だ。 私が非常に興奮させられ、感銘を受けたのは第1部「物と心」である。この部分は難解さも心地よく、常識的な見方を覆すような、それでいてケレン味の無い緻密な論述に心奪われる。 大森は「感情、情念、気分といったものはわれわれを含めた世界の状況の中にあるのであって、その世界から分離された、しかもべったり世界にまといつく「心」にあるのではない。」(P120)と断じる。 彼は心(主体)と対象、対象と表象といった二項対立を徹底批判し、ものについては「立ち現れ」なる概念を提起する。もっともこの「立ち現れ」という概念につういては、おおよそわかるようでいて、敷衍の記述が物足りなくて完全には把握できない気がした。 また、そうした「近代の二元論」を超克しようとした著者なのに、なぜかうっかり「心身二元論」に簡単にはまってしまっている箇所もあった。 しかし「同一性」は必ずしも「同一不変性」が含まれるわけでは無いとして、変容を含みうる術語として「同一体制」なる概念を提起する辺り、なるほどと感心してしまった。 ということで、特に第1部は圧倒的に素晴らしく、また読み返したくなるような、知的魅惑に満ちた本である。いつかまた読みたい。
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