商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2015/01/01 |
JAN | 9784309413402 |
- 書籍
- 文庫
十九歳の地図 新装版
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十九歳の地図 新装版
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商品レビュー
3.1
19件のお客様レビュー
力強く鬱屈してる。 ブルースでありグランジロックでもある。 最後に涙したのが救いあるところなのかな?
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十九歳だったから読んでみた。 私には難しい内容だったけど、読みやすくて分かりやすい文章が理解を促してくれて、心地よい読み心地だった。 落ち着いたら中上健次の本をもっと読みたいと思った。 落ちてる時ほど目を当ててしまうような不安感とか、先の見えない恐怖、案外抜け出せちゃえば上手...
十九歳だったから読んでみた。 私には難しい内容だったけど、読みやすくて分かりやすい文章が理解を促してくれて、心地よい読み心地だった。 落ち着いたら中上健次の本をもっと読みたいと思った。 落ちてる時ほど目を当ててしまうような不安感とか、先の見えない恐怖、案外抜け出せちゃえば上手くいったりするけど、後ろ盾が無いと抜け出すのも難しいよね 一昨年の冬の私がこれを読んでたら死んでただろうな
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土や動物さらに排泄の臭いがまとわりつく生活空間に厭世観が漂う。若者、社会に抗う彼らの心情に時折共鳴するも隔絶も伴ってしまう。それは読者自身の俯瞰化なのか、登場人物への蔑みなのか、それとも言葉では明確化できない混沌した感情なのだと結論づけても物語は完結へと向かわない。筆者、中上健次...
土や動物さらに排泄の臭いがまとわりつく生活空間に厭世観が漂う。若者、社会に抗う彼らの心情に時折共鳴するも隔絶も伴ってしまう。それは読者自身の俯瞰化なのか、登場人物への蔑みなのか、それとも言葉では明確化できない混沌した感情なのだと結論づけても物語は完結へと向かわない。筆者、中上健次は結末の道程を読者に投げつける。それは現在未来にどのような形で帰着するのか、それとも過去の悔恨に囚われるのか、放出される主題は “しこり” ではなく “余韻” として心に響く。
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