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武士の奉公 本音と建前 江戸時代の出世と処世術 歴史文化ライブラリー393
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武士の奉公 本音と建前 江戸時代の出世と処世術 歴史文化ライブラリー393

高野信治(著者)

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武士の奉公 本音と建前 江戸時代の出世と処世術 歴史文化ライブラリー393

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 吉川弘文館
発売年月日 2014/12/01
JAN 9784642057936

武士の奉公 本音と建前

¥1,870

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2021/05/06

戦国時代がおわり、戦闘のプロだった武士は行政担当者としての役割を担うこととなる。 江戸期後半、近世中・後期の身分制・家格制の秩序が固定化する段階では身分移動は困難になったが、反対に社会変動に伴い身分を超えた人材登用の必要性が高まる。 江戸時代、武士の収入・禄は先祖の勲功により世...

戦国時代がおわり、戦闘のプロだった武士は行政担当者としての役割を担うこととなる。 江戸期後半、近世中・後期の身分制・家格制の秩序が固定化する段階では身分移動は困難になったが、反対に社会変動に伴い身分を超えた人材登用の必要性が高まる。 江戸時代、武士の収入・禄は先祖の勲功により世襲されていたが、現在の治政を人とする官・役職は個人の資質による。官とそれに伴う禄の世襲は江戸時代の行政組織の基本原理であったので、家格を持たない有能な人材の登用には何らかの妥協が必要となった。 本書は比較的資料が残っている大名や旗本・御家人(徳川家の直臣)ではなく、江戸時代の大半を占める大名家臣に光をあてて武士奉公の本音を論じている。 人事の在り方、教育、武士のモチベーション等々話題は豊富だが、先行研究のまとめ的なところが多いのが少々不満。もっと一次資料からの著者なりの考察が欲しいところである。

Posted by ブクログ

2015/02/07

欲は奉公の源、泰平の世をしたたかに生きた武士たち。 平和の続く江戸時代、戦功をあげる機会がなくなり「役人」として生きることになった武士たち。上司に取り入り出世を勝ち取る者、保身や人間関係に配慮する者など、したたかに生きようとした彼らの「働く思い」を読み解く。(2015年刊) ・戦...

欲は奉公の源、泰平の世をしたたかに生きた武士たち。 平和の続く江戸時代、戦功をあげる機会がなくなり「役人」として生きることになった武士たち。上司に取り入り出世を勝ち取る者、保身や人間関係に配慮する者など、したたかに生きようとした彼らの「働く思い」を読み解く。(2015年刊) ・戦功をあげられない武士たちの働く思い―プロローグ ・家臣の立ち位置 ・慎みとやる気 ・ 人事の要件 ・人と金 ・思いを記す家臣たち ・武士の欲求膨張とコントロール―エピローグ ・あとがき 人事の仕組みやシステムの話を期待していたが、思想史的な内容であり、望んでいたものと違っていた。幕府や諸藩の事例が紹介されているが、広く薄い形となっており、深く掘り下げられているわけではないのも残念。消化不良の一冊でした。

Posted by ブクログ

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