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時間のかかる読書 河出文庫
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時間のかかる読書 河出文庫

宮沢章夫(著者)

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時間のかかる読書 河出文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2014/12/01
JAN 9784309413365

時間のかかる読書

¥1,012

商品レビュー

3.7

16件のお客様レビュー

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2024/10/25

1時間で読み切れるくらいの短編「機械」を11年余りかけて読み、内容について深く分析した内容がまとめられていました 近所の本屋でオススメされてて、気になり購入 巻末に、その「機械」という作品が付録されているので、先にそれを読んでから本編を読んでも良いし、後からでもいいと思います...

1時間で読み切れるくらいの短編「機械」を11年余りかけて読み、内容について深く分析した内容がまとめられていました 近所の本屋でオススメされてて、気になり購入 巻末に、その「機械」という作品が付録されているので、先にそれを読んでから本編を読んでも良いし、後からでもいいと思います…(私は後で読みました) 「機械」と言う作品は、句点や改行が極端に少なく、主人公の「私」が一人称で語り続ける文体 その語り口調や話の流れが歪み続けていて、つながりがあるようで無いような、そんな感じなので、分析しがいのある作品だったのかもしれません 読めば読むほど疑問が湧き、著者なりの解釈で紐解かれていて面白かったです 著者の分析も何度も読み返さないとなかなか理解できなくて、そういう意味でも、タイトル通り時間のかかる読書になりました 「私」が「軽部」にカルシューム粉を浴びせられるシーン、「私」「軽部」「屋敷」の喧嘩、酒盛り、「主人」のお金を必ず落とすキャラぶり、話の展開の時系列がわからない、登場人物の外見がわからない、わからないだらけだけど、知りたくて何度も読み返したくなる、そういうことがよく感じられる内容でした

Posted by ブクログ

2024/09/29

いったいいま何を読まされてるんだ??とずっと疑問に感じながら読んだ。 横山利一「機械」という付録についていた30ページほどの話を11年かけて読み、その内容を語ったもの(エッセイの連載)。 本気で手がけた冗談で、書評というより一字一句あげてガチ分析・推測・妄想。 どういうスタンスで...

いったいいま何を読まされてるんだ??とずっと疑問に感じながら読んだ。 横山利一「機械」という付録についていた30ページほどの話を11年かけて読み、その内容を語ったもの(エッセイの連載)。 本気で手がけた冗談で、書評というより一字一句あげてガチ分析・推測・妄想。 どういうスタンスで読めばいいかわからないままずっと読み続けた。 読みは遅ければ遅いほどよく、立ち止まり考えるからこそ意味があるという。 わからんでもないが、もっといろいろ読みたい欲張りなわたしにはその読み方はまだいらない。 202冊目読了。

Posted by ブクログ

2024/09/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「機械」という短編を11年もかけて読みその過程を綴ったもの。 こんな読書の仕方もあるのかと衝撃を受けた。 速読が全てではない。 ゆっくり読んで内容をかみしめ味わうことこそ至高の読書体験。 冊数に囚われず、何を読み何を感じ何を得たかに重きを置けるようになりたい。 真剣に考察したり、妄想を広げて 脱線したり…。 著者の本に対する熱量や愛を感じた。 自分もこんな読書体験をしてみたい。

Posted by ブクログ

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