商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 三弥井書店 |
発売年月日 | 2014/10/01 |
JAN | 9784838232710 |
- 書籍
- 書籍
天空の文学史 太陽・月・星
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
天空の文学史 太陽・月・星
¥3,080
在庫あり
商品レビュー
3
1件のお客様レビュー
日本文学の中で詠われてきた日・月・星。時空を超えてその美しさが心に染み入ってくる。中でも七夕の2星伝説が万葉から新古今まで、歌い継がれ頻出していることに感慨。 源氏物語の栄華に背を向ける明石入道の巻、平家物語の旧都を偲ぶ美しい物語「月見」、また世阿弥の能は「月」が劇構成のパターン...
日本文学の中で詠われてきた日・月・星。時空を超えてその美しさが心に染み入ってくる。中でも七夕の2星伝説が万葉から新古今まで、歌い継がれ頻出していることに感慨。 源氏物語の栄華に背を向ける明石入道の巻、平家物語の旧都を偲ぶ美しい物語「月見」、また世阿弥の能は「月」が劇構成のパターンの鍵。一方星空は文学の中では七夕を除き少ない。星空讃美の女性歌人と讃えられる建礼門院右京太夫の「月をこそながめなれしか星の夜の深きあはれを今宵知りぬる」は彼女の平資盛との悲恋を考えると美しさが心にしみる作品だ。「奥のほそ道」の冒頭「月日は百代の過客」は文字通り天体を指すという解釈もあるとは目から鱗だった。近代の歌では与謝野晶子の歌はこの時期に最もふさわしい。「清水へ祇園をよぎる桜月夜こよひ逢ふ人みなうつくしき」まもなく、今年4月4日は十数年ぶりの桜満月が見られるらしい。
Posted by