商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 勁草書房 |
発売年月日 | 1982/11/01 |
JAN | 9784326650323 |
- 書籍
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主婦論争を読む(1)
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主婦論争を読む(1)
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商品レビュー
3.5
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1955年に発表された石垣綾子の「主婦という第二職業論」を皮切りに始まった主婦論争にまつわる論文をまとめた本です。 平塚らいてう、与謝野晶子、山川菊栄らの間で繰り広げられた「母性保護論争」や、アグネス・チャン、林真里子、そして本書の編者である上野千鶴子が参加した「アグネス論争」...
1955年に発表された石垣綾子の「主婦という第二職業論」を皮切りに始まった主婦論争にまつわる論文をまとめた本です。 平塚らいてう、与謝野晶子、山川菊栄らの間で繰り広げられた「母性保護論争」や、アグネス・チャン、林真里子、そして本書の編者である上野千鶴子が参加した「アグネス論争」などとともに、日本のフェミニズム史における重要な論争であり、保守思想家の福田恆存、リベラルな経済学者の都留重人、文明論者の梅棹忠夫など、さまざまな論者がそれぞれの立場から発言をおこなっています。 石垣自身の立場は性役割分業論と抵触するものではなく、今日のフェミニズム、ジェンダー論のような理論的に洗練された議論から見ると、かなり素朴な形で問題が提出されているような印象を受けます。一方、福田に代表される保守論者の言説は、近年のフェミニズムに対するバックラッシュの中でしばしば聞かれる発言と、大きく変わっていないような印象を受けることも、興味深く感じました。変わらないからこそ保守、ということなのかもしれませんが、フェミニズムの理論的発展に比して、少し寂しいのではないかという気もします。
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この時期、こんなことを公共のメディアを使って、堂々と論議しているところが面白い。今なら、人権問題とかなんやらで、絶対にできないと思われる。しかし、今、主婦について思っていることとちっとも変っていない。主婦の労働が家電製品によって、軽減し始めた頃と。0801読
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