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太平記(二) 岩波文庫
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太平記(二) 岩波文庫

兵藤裕己(著者)

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太平記(二) 岩波文庫

1,518

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2014/10/18
JAN 9784003014325

太平記(二)

¥1,518

商品レビュー

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2024/08/02

西源院本に現代文でも分かるよう、訳と注を配置している。 それは、ほんの4年間の出来事。 足利高氏謀反!朝敵追討の綸旨を得た彼と後醍醐方の猛攻に、 ついに鎌倉幕府は滅亡へ。後醍醐帝中心の建武新政権開始。 だが公家一統政道の内政の矛盾は、寵臣と武士の軋轢を生む。 護良親王の捕縛と死。...

西源院本に現代文でも分かるよう、訳と注を配置している。 それは、ほんの4年間の出来事。 足利高氏謀反!朝敵追討の綸旨を得た彼と後醍醐方の猛攻に、 ついに鎌倉幕府は滅亡へ。後醍醐帝中心の建武新政権開始。 だが公家一統政道の内政の矛盾は、寵臣と武士の軋轢を生む。 護良親王の捕縛と死。各地での北条氏残党の蜂起。 中先代の乱を平定した足利尊氏と新田義貞の対立からの、 尊氏対象の朝敵追討の綸旨。尊氏と直義は官軍と対峙する。 足利軍の反撃と各地の朝敵蜂起により、帝は比叡山へ臨幸。 勢いに乗った尊氏は京へ。しかし奥州から馳せ参じた北畠顕家や 新田義貞の軍勢、楠正成の軍略などで足利軍は大敗する。 帝は還幸し、花山院を皇居に。足利軍は僅かな手勢で九州へ。 敵中での奮戦により、なんと九州全土を制圧してしまう。 ・凡例 ・全巻目次 第九巻 第十巻 第十一巻 第十二巻 第十三巻 第十四巻 第十五巻  ・付録 系図(足利氏系図・新田氏系図)     『太平記』記事年表2 [解説2]『太平記』の言葉 ・地図 近江国略図 武蔵国関係図 鎌倉図 大内裏図     内裏図 比叡山周辺図 近畿地方略図 南北朝時代が舞台の歴史読み物「太平記」。 死を前にした家族との別れは涙を誘うが、 同じ源平の戦いでも「平家物語」と異なるのは自害の多さ。 京の探題滅亡での自害は432人。『吾妻鏡』を意識したのか、 2ページ半に延々と主な自害者氏名が並ぶのだけど、 さすがに大変だったのか、鎌倉幕府滅亡での自害873人は ぐんと氏名の数が減り、中先代の乱では43人と少ないのに 諏訪頼重の氏名だけ。まぁ面の皮を剥いだからもあるけどね。 加えて、目の前の仲間が敵に回る、裏切りや寝返りの生々しさ。 状況次第で降人になったり、領地まで逃げたりしちゃうし~。 さすがに戦記だけあって戦闘シーンは詳しい。 でも九州の多々良浜合戦、足利軍三百余騎に菊池軍五万騎と 数は盛ってても、足利軍が勝利って???運の強さって何? でもま、4年間の運命の変遷が分かる濃厚な内容でした。

Posted by ブクログ

2024/01/13

分冊の中で最も厚い巻であると思われる。東京多摩のの場所としては、小手指と久米川が出てくる。前半は、源氏と平家(旧幕府軍)の争いが主である。後半では足利尊氏と新田義貞の戦いが中心で、足利尊氏が負けている。

Posted by ブクログ

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