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HIT ME 殺し屋ケラーの帰郷 二見文庫ザ・ミステリ・コレクション
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HIT ME 殺し屋ケラーの帰郷 二見文庫ザ・ミステリ・コレクション

ローレンス・ブロック(著者), 田口俊樹(訳者)

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HIT ME 殺し屋ケラーの帰郷 二見文庫ザ・ミステリ・コレクション

1,047

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 二見書房
発売年月日 2014/10/20
JAN 9784576141404

HIT ME 殺し屋ケラーの帰郷

¥1,047

商品レビュー

3.7

8件のお客様レビュー

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2022/07/08

殺し屋ケラーシリーズ五作目。2014年以降、続編がないことから一旦完結したと認識している。 伊坂幸太郎さんが、「ケラーシリーズは、エンジンを積まないグライダー」と述べていたように、そんなグライダーのたびは本作でも存分に愉しめる。 なんといっても本作のうち、7-8割はケラーの趣...

殺し屋ケラーシリーズ五作目。2014年以降、続編がないことから一旦完結したと認識している。 伊坂幸太郎さんが、「ケラーシリーズは、エンジンを積まないグライダー」と述べていたように、そんなグライダーのたびは本作でも存分に愉しめる。 なんといっても本作のうち、7-8割はケラーの趣味である切手蒐集についての話が占めている。なのに面白い。この本はまさしくグライダーであり、目的地に着くことよりも(あらすじを楽しむよりも)、風に身を任せ景色を楽しみながら飛行を堪能することの趣きと同じなのである(グライダーに乗ったことはないのだけど) もう続編は出ない気がするけど、「ケラーの最後の最後の最後の仕事」が出ることを心待ちにしてます。 ぜひ、皆さんにも殺し屋ケラーシリーズの素晴らしさを感じてほしいと思えるシリーズでした。

Posted by ブクログ

2022/01/29

“殺し屋ケラー”シリーズの第1作(連作短篇集)。巻頭を飾る短篇「名前はソルジャー」の冒頭でケラーが飛行機の中で映画を観ているのが気になって、話の筋を追うよりも、ケラーが映画を観ているシーンを探しながら読むモードで最後まで読んだ。 作中の映画を観る場面を抜き出すと、ケラーの“映画...

“殺し屋ケラー”シリーズの第1作(連作短篇集)。巻頭を飾る短篇「名前はソルジャー」の冒頭でケラーが飛行機の中で映画を観ているのが気になって、話の筋を追うよりも、ケラーが映画を観ているシーンを探しながら読むモードで最後まで読んだ。 作中の映画を観る場面を抜き出すと、ケラーの“映画との付き合い方”が見えてくるのが面白い。テレビで放送されている映画を途中からでも観るんだ、とか、HBOで放送される映画が観たいのに泊まっているモーテルではHBOが観られないとなるとモーテルを変えようとするんだ、とか。 ケラーが自身の行いを、かつて摂取したフィクションに影響されたものであることを自覚するくだりもあるし、先行する数多の作品群を意識した作りになっているのは間違いない。掉尾を飾る「ケラーの引退」では、ケラーが殺し屋稼業から足を洗って切手収集を始める話。着地の仕方が最高。

Posted by ブクログ

2021/09/04

<殺し屋>シリーズ、これが本当に最後の作品。前作で殺し屋稼業から完全に足を洗ったはずのケラーが如何にして復帰するのかと思いきや、思いの外ゆるっと復職する。本編は殺しの仕事4割に対し、趣味の切手収集が6割といった具合でいつの間にか<切手屋>シリーズに鞍替えしたかのよう。これでお別れ...

<殺し屋>シリーズ、これが本当に最後の作品。前作で殺し屋稼業から完全に足を洗ったはずのケラーが如何にして復帰するのかと思いきや、思いの外ゆるっと復職する。本編は殺しの仕事4割に対し、趣味の切手収集が6割といった具合でいつの間にか<切手屋>シリーズに鞍替えしたかのよう。これでお別れとなるのは残念だが、実質的なエピローグとなる「ケラーの義務」が鮮やかな幕引きを飾っている。シリーズ全五作、これにて完結。今作では「海辺のケラー」が一番好きです。…なぜなら著者自身の趣味でもある切手の蘊蓄が殆ど出てこないので(小声)

Posted by ブクログ

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