商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 宮帯出版社 |
発売年月日 | 2014/10/01 |
JAN | 9784863669284 |
- 書籍
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関ヶ原合戦の真実 新解訳
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関ヶ原合戦の真実 新解訳
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商品レビュー
3.7
4件のお客様レビュー
TVや小説等々によりエンタメ度が高い分野は「物語」がしっかりできあがっているし、歴史学者は恥ずかしくて手を出さないのだろう。こういうのは素人が扱うものであって玄人向けではないとの偏見から学会等でバカにされるのかもしれない。司馬遼太郎にケンカ売っても仕方ないし。結果、一次史料からホ...
TVや小説等々によりエンタメ度が高い分野は「物語」がしっかりできあがっているし、歴史学者は恥ずかしくて手を出さないのだろう。こういうのは素人が扱うものであって玄人向けではないとの偏見から学会等でバカにされるのかもしれない。司馬遼太郎にケンカ売っても仕方ないし。結果、一次史料からホンキで調べる人もいないし学術論文もなく、(作られた)通説だけがまかり通り、増幅され、そして受け手は洗脳される。そこに果敢に挑戦した著者の勇気?は評価に値する。こういう精神が一般大衆向けに「歴史とは何か?」を考えさせるキッカケになる。結局のところ誰かの解釈・認識が入る限り史実を明らかにする事は不可能だし、本当のところは永遠に謎ではあるが、通説に疑問を持つ姿勢は大事だと思う。
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我々が知っている「関ケ原合戦」のほとんどがウソであることを、どれくらいの日本人が知っているのだろう。本書では、当時の書状や宣教師の日記などの一次資料を丁寧に読み解いて、徳川方 vs 石田方の一大決戦など起こっていないこと、小早川秀秋は当初から徳川方だったこと、などを明らかにしてい...
我々が知っている「関ケ原合戦」のほとんどがウソであることを、どれくらいの日本人が知っているのだろう。本書では、当時の書状や宣教師の日記などの一次資料を丁寧に読み解いて、徳川方 vs 石田方の一大決戦など起こっていないこと、小早川秀秋は当初から徳川方だったこと、などを明らかにしている。 少し考えれば分かることだけど、1600年当時において、1日で終わった戦闘の推移が時間単位で詳細に分かるわけないではないか。「関ケ原の合戦」にまつわるエピソードのほとんどは、江戸時代に書かれた戦記物(フィクション)から引用されたものである。また、かの有名な布陣図にいたっては、明治時代に帝国陸軍が捏造したものである。ぜひ本書を読んで目から鱗を落としてほしい。 【川崎市立中原図書館 210.4】
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私はこれまで、関ヶ原の合戦に関する本はあまり読んだ経験はないが歴史が好きなのである程度は知っていた。しかしこの本を読んで今ある定説が多く間違っていることに驚いた。私自身、戦国時代の逸話や、伝説などが好きだが歴史を学ぶものとして、このような新しい解釈や新しい視点も重要だなと思わされ...
私はこれまで、関ヶ原の合戦に関する本はあまり読んだ経験はないが歴史が好きなのである程度は知っていた。しかしこの本を読んで今ある定説が多く間違っていることに驚いた。私自身、戦国時代の逸話や、伝説などが好きだが歴史を学ぶものとして、このような新しい解釈や新しい視点も重要だなと思わされた。この本を読んで再認識したのは歴史が少なからず勝者による改ざんが行われていること。徳川家康と言えば、関ヶ原の勝者で、神として崇められている存在である。しかし関ヶ原に関する逸話や、勝利も家康の関係者により後世に作られたものがほとんどであった。このような勝者に良いように書かれた史料があることなどは歴史を知る上で重要だと感じた。本書では一貫して史料・資料を批判的に引用しているし、これまでの定説に引っ張られるようなことはない。このような姿勢は歴史を学ぶものとして非常に参考になった。
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