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お医者さんは教えてくれない妊娠・出産の常識 ウソ・ホント
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 東洋経済新報社 |
発売年月日 | 2014/10/04 |
JAN | 9784492045541 |
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お医者さんは教えてくれない妊娠・出産の常識 ウソ・ホント
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商品レビュー
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経済学者である著者が自身の妊娠を通じて、妊娠にまつわる神話、病院で指導されること、親友人からのアドバイスについて、科学的データーを用いて考察する一冊。 妊娠しやすさは、年齢とともに低下するがそのスピードは一般的に言われているほど急激ではない。体外受精がない時代でも40歳以上で2...
経済学者である著者が自身の妊娠を通じて、妊娠にまつわる神話、病院で指導されること、親友人からのアドバイスについて、科学的データーを用いて考察する一冊。 妊娠しやすさは、年齢とともに低下するがそのスピードは一般的に言われているほど急激ではない。体外受精がない時代でも40歳以上で20数%の人が妊娠していた。 特に35歳を過ぎたからといって何かが劇的に変わるわけではなく、その変化は緩やか。 妊娠前の肥満は妊娠出産のリスクを高めるから、肥満体型の人は妊娠してから体重管理に気を付けるのではく、妊活中から減量すること。 妊娠中の軽い飲酒は問題ない。カフェインも適度な量(1日2杯)なら全く問題はない。 ただし、喫煙については、例えタバコ1本でも早産、流産、低体重のリスクが高まるという明確なエビデンスがある。受動喫煙についてもリスクが高まるというデータがある。そもそも喫煙については妊娠時以外の場合でも、百害あって一利なしである。妊娠を希望する場合、自分はもちろんのこと同居家族もこれを機に禁煙することをすすめる。 食生活について、生またはレアのお肉、洗っていない野菜果物、牛乳チーズ、デリターキーは避けた方が良い。いずれも菌に感染した場合、赤ちゃんに悪影響が出るから。 魚については、水銀を含むというリスクはあるが赤ちゃんに明らかに良いDHAも含まれているため、水銀が少なく、DHAが多い魚を選ぶ必要がある。具体的には、サケ、ニシンイワシ、サバ、タラ。逆に水銀が多くてDHAが少ない代表格はツナ缶。 出生前診断については、まずは血液検査のスクリーニングを受けて陽性であれば絨毛検査を受ければ良い。ただし、どんな障害があっても産み育てる覚悟があるのなら、そもそも検査を受ける必要はない。 ネコのトイレ掃除による感染リスクが巷では指摘されるが、家の中で飼っているネコなら問題はない。それよりもガーデニングの方がリスクがある。ヘアカラー、飛行機については全く何の問題もない。妊娠初期に体温が高くなり過ぎると胎児に障害が残るリスクがある。サウナや長風呂はやめておいた方が良い。 妊娠中の体重管理について、体重が増えるほど胎児は大きくなり増えないほど胎児は小さく産まれる。巨大児よりも低体重の方が問題が深刻になるから体重が増え過ぎることよりも増えないことの方を心配した方が良い。 お腹がせり出したら男の子、心拍数が高いと女の子、つわりが酷いと男の子などのおばあちゃんの知恵袋は、医学的なエビデンスは一切ない。 男の子か女の子かは、50%の確率だから、だいたい当たる。占いみたいなもの。 妊娠28週以降の早産は赤ちゃんの生存率は90%。ベッドで安静にすることが早産を防ぐというエビデンスはない。 過去に帝王切開をした妊婦は次の出産も帝王切開にするのが無難。無理に経膣分娩をすると、母体胎児に様々なリスクが生じることが分かっている。 会陰切開は好ましくないというデータには驚いた。現在のアメリカでは必要以上に行わないのが主流らしい。日本では行われるのが主流だと思う。 全体的に科学的、統計的なデータを用いて巷で言われていること、病院で指示されたことを鵜呑みにしないという姿勢には共感できるのだが、できるだけ医療介入せずに自然に任せる(無痛分娩、陣痛促進などはしない)というのはどうなのかと感じた。 いずれも医学的に何の問題もないから、実施されているのであって、はっきり言って病院側の都合もあると思う。 何より病院側は限りなくゼロに近いリスクでも、もし起こってしまったことを考えてより安全な方策を患者側に提供していると考えられる。よほど評判の悪い病院ではない限りある程度信頼して任せることも必要ではないかと思う。
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データ分析の専門家がこういう本を書いてくれるのはとても助かります。 お医者さんや助産師さんがみんな統計や論文が読めるわけではないので…、正直疑問に思う指導や記事がいっぱいあるんですよね…。 結論に関しては筆者のバイアスがかかっているのでエビデンスの収集部分だけ参考にして、あとは自...
データ分析の専門家がこういう本を書いてくれるのはとても助かります。 お医者さんや助産師さんがみんな統計や論文が読めるわけではないので…、正直疑問に思う指導や記事がいっぱいあるんですよね…。 結論に関しては筆者のバイアスがかかっているのでエビデンスの収集部分だけ参考にして、あとは自分の判断で行動するのが良いですね。(筆者もそういうスタンスで読んでくれって言ってるし) 某メンタリストのように無批判で論文を引用するわけではなく、母集団の大きさなど統計のデザインに関しても言及し、どの程度信用できるデータなのかといった観点もあるのが良いです。
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タイトルはあおり気味だが、データと研究に基づいた読みやすいタイプの学術書。 ミクロ経済学者である著者の実際の妊娠と出産に際して集めたエビデンスが惜しげもなくかかれている。 ただそのため著者の主義が入り込んでいる部分もあり、エビデンスの部分だけを取捨選択した方がいいかもしれない。 ...
タイトルはあおり気味だが、データと研究に基づいた読みやすいタイプの学術書。 ミクロ経済学者である著者の実際の妊娠と出産に際して集めたエビデンスが惜しげもなくかかれている。 ただそのため著者の主義が入り込んでいる部分もあり、エビデンスの部分だけを取捨選択した方がいいかもしれない。 子供がほしいなら読んでおいて損はない。
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