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オーロラのお針子 新鋭短歌シリーズ13
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オーロラのお針子 新鋭短歌シリーズ13

藤本玲未(著者)

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オーロラのお針子 新鋭短歌シリーズ13

1,870

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 書肆侃侃房
発売年月日 2014/09/01
JAN 9784863851573

オーロラのお針子

¥1,870

商品レビュー

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2016/12/15

藤本玲未 短歌 学校をサボってたべるナポリタン紙ナプキンが水でふやける ここは海ここは空だと塗りつぶす青という字は青くないけど 半額の焼きそばパンを分けあって川辺にいない僕らになりたい あなたから生まれる前の夢をみた波打ち際の電話ボックス 点滴のそばに置かれたあじさいがぼくの代わ...

藤本玲未 短歌 学校をサボってたべるナポリタン紙ナプキンが水でふやける ここは海ここは空だと塗りつぶす青という字は青くないけど 半額の焼きそばパンを分けあって川辺にいない僕らになりたい あなたから生まれる前の夢をみた波打ち際の電話ボックス 点滴のそばに置かれたあじさいがぼくの代わりに月見をしてる 縁側で濃いめのカルピス飲み干した入道雲がゆっくりほぐれる オーロラのお針子たちとあんみつを食べる春はさっくり更ける 返歌 環天頂アーク水撒き光あて秋にみつ豆食べる幸せ

Posted by ブクログ

2016/05/08

幽霊の少女の日常という印象を受けた。そういう設定ではないかもしれないけれど、「死にたい」等、「死」に関するワードが時々顔を覗かせるので、死にかけだけど生きていたい少女の美しく爽やかではあるものの厳しさや辛さもある日常(人生)の一コマを切り取ってきたような感じ。幽霊、といっても夜徘...

幽霊の少女の日常という印象を受けた。そういう設定ではないかもしれないけれど、「死にたい」等、「死」に関するワードが時々顔を覗かせるので、死にかけだけど生きていたい少女の美しく爽やかではあるものの厳しさや辛さもある日常(人生)の一コマを切り取ってきたような感じ。幽霊、といっても夜徘徊しているタイプではなく昼間もふらふらしている方のような気がする。また、この少女は恋をしていて、それはなかなか叶わない(叶わなかった)ものなのかもしれない。ことばが全体的に柔らかなのに、時々抉られるような感覚を覚えた。女子好みなことば遣いだった。

Posted by ブクログ

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