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日本文学100年の名作(第2巻 1924-1933) 幸福の持参者 新潮文庫
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日本文学100年の名作(第2巻 1924-1933) 幸福の持参者 新潮文庫

アンソロジー(著者), 大佛次郎(著者), 堀辰夫(著者), 林芙美子(著者), 加納作次郎(著者), 池内紀(編者), 川本三郎(編者), 松田哲夫(編者)

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日本文学100年の名作(第2巻 1924-1933) 幸福の持参者 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2014/10/01
JAN 9784101274331

日本文学100年の名作(第2巻 1924-1933)

¥825

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みんなの感想まとめ
  • 日本文学名作集
  • 近代文学再発見
  • 幸福の持参者
  • 多様な作家たち
  • 関東大震災影響
  • 作家発掘の旅
  • 読みやすい脚注
  • 文学初心者向け
  • ハッピーエンドではない
  • 読者層広がる

多様な作家の作品が収められたこのアンソロジーは、近代日本文学の魅力を再発見させてくれます。学生時代に広く読んできた読者でも、新たな作家や知られざる名作に出会うことができ、嬉しい驚きが待っています。特に、加能作次郎や水上瀧太郎の作品は、ハッピーエンドではないものの、関東大震災や大戦の影響を受けた人々のいじらしさを感じさせます。巻末の「読みどころ」や、脚注がページの端に配置されていることで、読みやすさも向上しており、文学初心者から手練れの読み手まで楽しめる内容となっています。文字の大きさや言い回しの読みやすさも評価され、現代に近づいている印象を与えています。全体として、バランスの取れた作品群が揃ったこのシリーズは、時代を超えて多くの読者に愛されることでしょう。

※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。

2026/09/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

セレクションが絶妙だと感じました。 いろんな個性に富んだ作家でもあり、その当時の文学の空気感も感じられるチョイスでした。 以下、備忘録 島守 中勘助 ◯ 正直、雅文調は読みにくい。でも、この小説は雅文調でなければ価値は発揮されないでしょう。現代で言うところの「ソロキャンプ日記」でしょうか。 利根の渡 岡本綺堂 ◯ 渡場に立つ座頭がヤベー奴なのが小出しにされていくようすはおもしろかった。侍の奥方に勝手に惚れて強姦未遂として引っ立てられて…。 Kの昇天 梶井基次郎 ◯ 月夜、海辺、ドッペルゲンゲル、読みどころにもあった「美しく病める感受性」という1文がよく似合う短編でした。この時代ならではの死生観が漂う。 食堂 島崎藤村 ◯ 震災前の思い出を糧に生きるお三輪と、震災後の未来を糧に生きる新八の対比が面白い、少しあざとくはあるけれど。 渦巻ける烏の群 黒島伝治 ◯ 著者自身のシベリア出兵の過酷な経験を基に書かれています。反戦小説であるけど、当時の組織の腐った様子も描きたかったのかな。クソみたいな報復人事だもんね。 幸福の持参者 加能作次郎 ◯ 子供の頃、毎夏、近所の人から鈴虫をもらっていた。始めのうちは家族でウキウキしていた。幾日後、夜にもリンリンと哭くので、絵日記に「鈴虫がうるさい」と書いた事があるのを思い出した 瓶詰地獄 夢野久作 ◯ 近親相姦というタブーをオチにするのではなくて、時間(瓶の中のメッセージ)を遡っていくことで明かされる生々しさがおもしろいです。 遺産 水上瀧太郎 ◎ 震災被害の後、町内で自警団をやることに。「本当は人が怖い」という話にもみえる。義理人情の嫌な部分も見えていて怖くなる。 機関車に巣食う 龍胆寺雄 ◯ ゴミ溜めみたいな生活をしている若いふたり。川の向こうは煌々とした工場群。プロレタリア文学なら陰鬱となるけど、バカみたいに明るいふたり。かわいい。 風琴と魚の町 林芙美子 ◯ アコーディオンを弾きながら行商する父(寅さんみたい)と気のつよい母と、野ションする主人公。ビンタはされるし貧乏だし。尾道もので大林宣彦監督が映画にしそう。 地下室アントンの一夜 尾崎翠 ◎ スランプの詩人が実証的な動物学者に、心理学者の介在により地下室で邂逅する。詩人はスランプを脱するようになる。詩人は観念の泥濘にハマり、学者は豚の鼻の伸び具合を1cm単位で測るような超絶実証主義、心理学者は求反性分裂心理なるものを説く。言葉にしてしまうと何の面白みも無くなるので、作品に没入して味わいたい。安部公房みたいな雰囲気がした。 薔薇盗人 上林暁 ◯ 乞食児童の仙一が弱った妹のために学校に咲く一輪の薔薇を盗む。先生が初手に仙一を引っぱたき、その後事情を察して後悔するのが切ない。喜八は芋を湯がき草履を編むことしかできないのも切ない。 麦藁帽子 堀辰雄 ◯ 中二病期、モテたい不純期、被災期と「二度と戻らない青春」を前・中・後と分けて進行させていくのが上手でした。 詩人 大佛次郎(おさらぎ) ◯ ドキュメンタリー小説とのこと。帝政ロシアに抗うテロリストの狂気と矜持が描き出されている。革命は暴力に帰結していく、この事実を現代に生きる我々は受け入れられるのか。 訓練されたる人情 広津和郎 △

Posted by ブクログ

2022/08/15

学生時代に国語国文学科だったので、近代の作家さんは広く読んだつもりだったけど、このシリーズには知らない作家さんの作品や、有名な作家さんの作品でも知られざる名作が結構収録されていて、こんな小説があったのか、と嬉しい驚き。 巻末の「読みどころ」も読書欲を掻き立てられるし、脚注がそのペ...

学生時代に国語国文学科だったので、近代の作家さんは広く読んだつもりだったけど、このシリーズには知らない作家さんの作品や、有名な作家さんの作品でも知られざる名作が結構収録されていて、こんな小説があったのか、と嬉しい驚き。 巻末の「読みどころ」も読書欲を掻き立てられるし、脚注がそのページの端にあるのも、いちいち注を探してページをめくらずにすんで読みやすい。 手練れの読み手にも、日本文学初心者さんにもおすすめできるシリーズだと思う。 加能作次郎『幸福の持参者』、水上瀧太郎『遺産』、大佛次郎『詩人』が印象的だった。 ハッピーエンドでない作品からも、関東大震災や、大戦の気配の中でも生活していく人間のいじらしさを強く感じた。

Posted by ブクログ

2019/08/06

どの短編も良かった。夢野久作の「瓶詰地獄」はやっぱり好き。ほかの作品も笑えるやらしんみりするやらでやはり名作揃いだと思った。表題作の加能作次郎「幸福の持参者」や林芙美子「風琴と魚の町」が特に気に入ったのでもっとこの作者たちの作品を読みたいと思った。

Posted by ブクログ

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