商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2014/09/24 |
JAN | 9784120046506 |
- 書籍
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こんなにちがう!世界の子育て
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こんなにちがう!世界の子育て
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商品レビュー
3.6
19件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
図書館で借りて。 序盤は、アルゼンチンで夜更かしを容認する文化にいるアメリカ育ちの自分を正当化したいだけの本に思えて、読了は諦めようかと思ったらものの、 二章からはご自身のお気持ちや経験についてのお話しはグッと減り、いろんな国の研究や各国の出身者のインタビューを交えて、子育てについての考え方や文化をスピード感をもって紹介していく。 次第に引き込まれてどんどん読み進めていけた。 他の本で、運動能力の差については、ベビーベッドで過ごす子よりもスリングに入れっぱなしの子の方が高いという話を受けたが、ここでもスリングが登場した。 確かにベビーカーやベビーベッドは通常生き物が生きる上では安全すぎて全く刺激にならないだろう。 睡眠の章では、一緒に眠る地域の方がずっと多く、アメリカ式のネントレを考えていたが、確かに独寝は自然ではないことだよな、と納得。一緒に寝たい私のいい言い訳になった。 離乳食についてはそこまで大きな発見はない。できるだけ大人と同じような自然のものを与えていきたい。既製品だらけのアメリカでは驚きだろうが。 中国の6ヶ月からのトイトレは、噂に聞いていた通りやはり独特で、都心部の中国人から見ても、その辺でトイレさせることに違和感があるとのことで、やはり経済的な問題の話であるなと思うとともに、話にある通り確かにエコではないなと感じた。アルゼンチンでは新生児にはおしり拭きはまだ早いとのことで、オレオ、カルカレオというクリームを使用するらしいが、確かに大人でも水で流すのでいろんなものが入っているようなお尻拭きがかぶれにつながるというのは新しい発見だった。 アフリカのアカ族の話は面白かった。採集民族で身長も150cm程度で、身体的な意味から子を運ぶのは父親、若くして産むので祖父母のサポートはなし。母がいなければ父が乳首を咥えさせることも普通。子と過ごす時間が他の地域よりも一番多い。 こんなに父親の役割が異なるのは、人間くらいという話は言い得て妙だった。何が自然かと言われると、アカ族が自然かもしれない。 勉強についてのアメリカのガリ勉は馬鹿にされるという価値観は全くアジア系とは異なるので、アメリカは恐ろしい、、。 日本は子ども同士で解決させる文化があるという保育園の事例は他国では珍しいらしいが、子どもの中で生きることが大事であると他の本で見たことがあるので、親の庇護ばかりのアメリカの凄惨な事件がある地域と比べられても、、、と思ったり。そしてポリネシアや他の地域では子ども同士でお互いを見るのが普通とあり、そらそうだと。 いろいろな国の文化を見て知ることができて楽しかった。 グローバル化でそれぞれの文化に変化が起きているとあるが、その変化はいいものだからこそ起きていると信じて、うまく波に乗っていきたい。
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ちょうど乳児を育てており、あれこれと思い悩み、ネットやいくつかの育児書を頼っていたけれど、一番気が楽になりました。 こうしなければいけないとか 母親なら子供のために自分を犠牲にして頑張らないといけないとか そんなプレッシャーを日々感じていましたが、 最良の育児方法は一つじゃな...
ちょうど乳児を育てており、あれこれと思い悩み、ネットやいくつかの育児書を頼っていたけれど、一番気が楽になりました。 こうしなければいけないとか 母親なら子供のために自分を犠牲にして頑張らないといけないとか そんなプレッシャーを日々感じていましたが、 最良の育児方法は一つじゃない 親の生活に子供を組み込んだっていい と新たな視点をもらえました。 我が家らしい子育てをしていこうと思えます。
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台湾系アメリカ人で、アメリカ人家庭の養子として育った筆者が、自身の文化における子育ての慣習や信念を見直すきっかけになった他文化の子育てを紹介する本。実体験から、調査から、インタビューからといろいろなソースからの事例があって、新しい視点が面白かった。
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