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井上ひさしの劇ことば
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井上ひさしの劇ことば

小田島雄志(著者)

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井上ひさしの劇ことば

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新日本出版社
発売年月日 2014/09/24
JAN 9784406058216

井上ひさしの劇ことば

¥1,540

商品レビュー

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2020/03/16

「天保十二年のシェイクスピア」を観て引用された作品を調べたいと思ってたどり着いた本。井上ひさしの戯曲の「劇ことば」を小田島雄志が読み解く。「天保十二年…」のほか、初期の「藪原検校」、戦後3部作、東京裁判3部作、遺作「組曲虐殺」あたりを扱う。戯曲でも台詞でもなく「劇ことば」というの...

「天保十二年のシェイクスピア」を観て引用された作品を調べたいと思ってたどり着いた本。井上ひさしの戯曲の「劇ことば」を小田島雄志が読み解く。「天保十二年…」のほか、初期の「藪原検校」、戦後3部作、東京裁判3部作、遺作「組曲虐殺」あたりを扱う。戯曲でも台詞でもなく「劇ことば」というのが非常に的確な表現だ。 井上ひさしは私は「吉里吉里人」や「不忠臣蔵」とかの小説を通じて知っていて、お芝居は数える程度しか観てない。去年の「組曲虐殺」は観ておけば良かったなとこの本を読んで思ったし、古田新太の「藪原検校」も観たかった、これすごく面白そう。 小田島雄志が書いたからかもしれないけど、シェイクスピアと井上ひさしは似てると思った。劇中の言葉の確かさ豊かさ含蓄の深さ、読むよりも語られるべき台詞と舞台上で演じられるべき戯曲、境目もなく入り交じる野卑と理想、難しくないし面白いのに真実に近いと感じる奥深さ。 「天保十二年…」は壮大な失敗作みたいな言われ方してるけど(私もそう思う)、でもこの戯曲の劇ことばの面白さは半端ない。とっちらかってるけどすごいパワーにあふれてて、演じられてこその作品。 「組曲虐殺」は紹介を読むだけで涙が出そうになり、昨年観なかったことをすごく後悔した。

Posted by ブクログ

2014/10/13

「セリフ」ではなく、劇ことば、登場人物をとおして不特定多数の観客に伝えられるため、日常会話よりも体温が高く、切れ味の鋭いことばになるという。 意味深く、力を持った「ことば」の世界に連れて行ってくれる。 また芝居を観に行きたくなった。

Posted by ブクログ

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