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誰も調べなかった日本文化史 ちくま文庫
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誰も調べなかった日本文化史 ちくま文庫

パオロ・マッツァリーノ(著者)

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誰も調べなかった日本文化史 ちくま文庫

924

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2014/09/01
JAN 9784480432001

誰も調べなかった日本文化史

¥924

商品レビュー

3.8

12件のお客様レビュー

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2021/08/15

著者の最初の著作『反社会学講座』が話題となった際(2004年刊行か…)、既存のレッテル貼りされた情報を疑うことと、自分で考える/調べることの重要性が深く心に残りました。あれから17年…。 本著では目の付け所が面白い様々な題材を、文化史的な観点でまとめています。 順番に全部並べて...

著者の最初の著作『反社会学講座』が話題となった際(2004年刊行か…)、既存のレッテル貼りされた情報を疑うことと、自分で考える/調べることの重要性が深く心に残りました。あれから17年…。 本著では目の付け所が面白い様々な題材を、文化史的な観点でまとめています。 順番に全部並べてみると・・・土下座、先生、全裸、ノーネクタイ、"笑顔が絶えない"、姓名判断、牛を使った物流、牛乳の殺菌方法、戦前の新聞広告、亡国論、"所説あります"と。 読んでみると、考えずにそうだろうと思い込んでいたコト、例えば「土下座には長い歴史があって、江戸時代の大名行列に庶民は(今で言うやり方の)土下座をしていた」なんてのが間違いだったとわかり、知識を得ることの面白さを感じます。 もちろん、著者の軽妙な語り口は健在で、非常に読みやすいです。昔のおかしな(現代から見て)ファクトに対して、ムチャクチャ丁寧にツッコミを入れていて、これ自体も笑えます。 それぞれのテーマについての記述のほか、世の中の事象を「通りすがり」にバサッと切り捨てていくのも痛快です。 出掛ける子どもに「交通ルールを守りなさい」と言うコトに意味があるのか?とか、内田樹さん(実名!)の「先生はエラいものなのだ(後略)」という発言を「証拠もないヘリクツ」「推理だけで理論を構築したがる手抜き名探偵」とこき下ろすのは、読んでいるコチラがヒヤヒヤするような。。 1点、牛乳の消費量について、日本で最も牛乳を買わない都道府県が北海道と沖縄県とあり、これで牛乳を飲まない道/県だとしているのですが、北海道の人って牛乳貰ってるから買わない(けど飲んでる)とか無いのかなぁ…と思いました。 ただ、(シロウトがごく軽くですが)調べてもデータが出てこないですね。 ・札幌市の牛乳消費量自体は県庁所在地/政令指定都市の中では中位くらい https://www.japan-rank.com/article/192879892.html ・北海道の消費量が少ないコトは、専門家の中でも謎らしい https://www.news-postseven.com/archives/20130722_201166.html?DETAIL 学者さんというのはこういうテーマに日々向き合っているんだと思うので、凄いなぁと。。 今はググると著者(パオロ・マッツァリーノ氏)の正体?という情報も出てくる時代ですが、まぁ調べるだけ無粋なような気もします。

Posted by ブクログ

2019/07/16

 当たり前すぎて、見逃されている・・・もしくは、面倒くさがられる庶民史を過去の新聞等から丁寧に拾い上げて、昔から当たり前だと思われていたことが、実はそんなに当たり前ではなく、そんなに歴史がない事に気付かせてくれる本。 土下座は畏敬の礼法で使われていたものが、現在では単なる謝罪や懇...

 当たり前すぎて、見逃されている・・・もしくは、面倒くさがられる庶民史を過去の新聞等から丁寧に拾い上げて、昔から当たり前だと思われていたことが、実はそんなに当たり前ではなく、そんなに歴史がない事に気付かせてくれる本。 土下座は畏敬の礼法で使われていたものが、現在では単なる謝罪や懇願のみで使われている事や「先生」という言葉に対する日本人の「侮蔑」と「尊敬」が入り混じった感情を紐解いて成る程と感じた。

Posted by ブクログ

2019/05/21

タイトルにあるような雑多な事象について、それが近頃の現象なのか、明治大正期はどうだったのか、過去の新聞などから読み解く。

Posted by ブクログ

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