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カルニヴィア(2) 誘拐 ハヤカワ・ミステリ1887
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カルニヴィア(2) 誘拐 ハヤカワ・ミステリ1887

ジョナサン・ホルト(著者), 奥村章子(訳者)

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カルニヴィア(2) 誘拐 ハヤカワ・ミステリ1887

1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2014/09/01
JAN 9784150018870

カルニヴィア(2)

¥1,980

商品レビュー

3.7

12件のお客様レビュー

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2023/04/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

カルニヴィアの2作目。 ゲーテ曰く、 光の多いところには、強い影がある。 ヴェネツィアの華やかさに酔いしれた前作に比べると、 今回はかなり暗く、読み難い話だった。 駐在米軍の少佐の16才の娘が誘拐され、 拷問されている映像が配信される。 その場面が延々と続くので、かなりひどい。 少女が誘拐犯と精神的に闘う姿は印象的だったが。 しかも二人の主人公のうち、ホリーも拷問されるし、 事件の発端となった建設現場から発見された人骨との関係が薄いし、 人骨を調べていた考古学者二人が殺されるのが突然すぎるし、 教皇や秘密結社まで出してきた割には肩透かしだったし。 カテリーナが別れた不倫相手の上官とまた捜査をしていたのも、 ホリーとダニエーレが最後で別れてしまったのも、 気に入らなかったのかもしれない。 前作の最後で、同居することになったホリーとカテリーナが、 喧嘩別れしたきっかけがフライパンを洗ったことなのは、 食の大国、イタリアらしかった。

Posted by ブクログ

2022/02/06

 ヴェネチアを舞台にしたミステリーです。題名の''ガルヴィニア''とはヴェネチアをnetの世界に展開しアバターで仮想ヴェネチアの世界を遊ぶシステムです。このシステムの創設者は主人公でイタリア憲兵隊刑事のカテリーナ・ターポの友人でカテリーナ自...

 ヴェネチアを舞台にしたミステリーです。題名の''ガルヴィニア''とはヴェネチアをnetの世界に展開しアバターで仮想ヴェネチアの世界を遊ぶシステムです。このシステムの創設者は主人公でイタリア憲兵隊刑事のカテリーナ・ターポの友人でカテリーナ自身も仮想空間にはまっている1人。  本作は、シーズン2作目で現在は3作目が刊行されてます。今回は、ヴェネチアの近郊の西イタリア本土の米軍基地で第二次世界大戦中の兵士の白骨が見つかった事に加え米軍基地少佐リチャード・エルストンの娘ミアが誘拐される事件が同時に発生する。  私は、ヴェネチア大好きで過去に3度訪れていますが、ストーリーを読み進めると狭いごちゃごちゃした水の街の情景が浮かんできます。  ミアは、誘拐犯によってカルヴィニアで公開拷問され続ける。憲兵のターポと米軍のホリーは誘拐事件の背景を探るが、背景には西側諸国の軍事覇権国アメリカの歪みが見えて来る。

Posted by ブクログ

2017/01/23

イタリアが舞台の、濃~い国際謀略ものアクション・ミステリ。 三部作の二作目です☆ 1作目で知り合った憲兵隊の女性大尉カテリーナ。 駐留米軍の少尉ホリーという二人の女性。 くわえて、SNS「カルニヴィア」の創始者ダニエーレ・バルボが再び活躍します。 米軍少佐の娘ミアが誘拐される...

イタリアが舞台の、濃~い国際謀略ものアクション・ミステリ。 三部作の二作目です☆ 1作目で知り合った憲兵隊の女性大尉カテリーナ。 駐留米軍の少尉ホリーという二人の女性。 くわえて、SNS「カルニヴィア」の創始者ダニエーレ・バルボが再び活躍します。 米軍少佐の娘ミアが誘拐される事件が発生。 憲兵隊の大尉カテリーナは、前作で起きた問題で隊のなかで孤立していましたが、この捜査に加わることに。 ホリーもまた、少佐の家に急行。 軍人の家庭によくある、厳しい仕付けを受けて育った様子に気がつくホリー。 ミアが誘拐されたことに、カルニヴィアでの連絡が関係しているかもしれないと、協力を求められたダニエーレ。 カルニヴィアは、ヴェネツィアを模したネット上の架空都市。 完全に匿名で参加できることに価値があるのだが、自分は匿名で実在人物についてあることないこと書き込めるという点もあったり。 アメリカがいまだに行っている拷問方法に対する報復として、拷問される様子が公開される事態に。 はたして、その目的は抗議のためだけなのか? 一方、米軍基地の建設現場で、古い遺骨が発掘される。 アメリカがかってイタリアの政治体制に深く介入した過去が、しだいに明らかになっていく‥ 軍人家庭に育ったホリーにとっては、自らの問題に絡んできます。 アメリカがそこまでひどいことを‥いや、やりかねない? どこまでが公然の事実で、どこまでが推測、どこからが創作なのか。 男性作家なのにここまで女性を活躍させ、告発的な内容を含む作風は高評価できますが。 ちょっと、酷い目に遭い過ぎる‥ イタリアらしい美味しい食べ物や、ちょっとしたお洒落の話なども。 カテリーナの上司も含めた主要人物の関係性のややこしい変化が興味をそそり、とくに孤独なダニエーレとホリーの心の通い合いは、惹かれるものがあります。 読み応えは十分です。

Posted by ブクログ

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